中野の朝のハムライス。昼の四角いかき揚げ定食
ひさしぶりに中野で朝食。コーヒーロードのハムライス。
お店に入ったときにはほぼ満席というにぎやかさ。入り口近くの丸テーブルの席に案内される。
厨房の様子が遠くに見える明るいテーブル。悪くない。
オキニイいりのハムライス。卵の白身をよく焼いてくださいな…、ってお願いをしてお供にアイスコーヒー。お食事が終わってからお持ちしますか?というのでそれでお願いってたのんでのんびり。
会社がはじまる時間がやってきたのかスーツ姿のお客さまが続々、席を立ってでていく。入れ替わるようにご近所さんがポツリポツリとやってくる。
シニアさんがほとんどで、おなじみさんなんでしょう…、お店の人と世間話を交わしたりして、お店の空気が一気にのどかになっていく。
お待たせしましたとテーブルの上がたちまちにぎわう。注文通り卵の縁がこんがり焦げて仕上がる目玉焼き。ひっくり返すとたっぷりの油で焼かれた証の焦げ目。焦げた白身の香りが美味しい。
下には焼いたロースハム。サラダにケチャップ和えのスパゲティ。麺がバリッと焦げて乾いて仕上がっているが、屋台の焼きそばみたいでにニッコリします。白身の縁はパリパリサクサク、黄身は芯がねっとりしていて好きな状態。ご飯にのせて醤油をかけてハフッと食べる。そして味噌汁ゴクッと飲んで、朝のお腹をよろこばす。
最後にハム一枚とスパゲティがちょっと残って、ハム巻きスパゲティにして食べた。これが案外おいしくてまたニッコリでお腹が満ちた。
いいアイディアが湧いてきそうな今朝の雰囲気。アイスコーヒーをお供に、ご機嫌な企画のアウトラインをまとめてみましょう。のんびりと。
中野ブロードウェイをちょっとぶらぶら。
サブカルの聖地と言ってもいいような場所。フィギュアや漫画のお店に混じってレコード屋さんや不思議雑貨のお店が並ぶ。
くると2時間、3時間があっという間になくなっちゃうほど。商業フロアの上にマンションがあって、なんならここに引っ越す?って冗談めいて聞いてみたら、そんなことしたらここから一歩も出られなくなる…、ってかなり真顔に言っていた。
一歩もでなくてもスーパーはあるし、おいしいお店もたくさんあって、例えば「天ぷら住友」もそう。ひさしぶりに偲んで来てみる。天ぷらよりも天丼派のふたりだったけど、ここではいつも「かき揚げ定食」。ちょっと独特なかき揚げで形が長方形なんですネ。大きくネタも豊富で、そしておいしい。
エビやイカがゴロゴロ入ってる。
エビが大きくなくても哀しくないのが、かき揚げという料理のいいところ。
クルンと背中を丸めたエビがゴロゴロ転がり出してくるんですよね。
その数おそらく10尾以上でとても得した感じがするの。
野菜もたっぷり。
三つ葉に玉ねぎ、にんじん、ゴボウにハスと種類豊富でしかも衣がバリバリしてる。ざっくりとした歯応えで食べ応えがある。
これを天つゆにどっぷり浸して食べるのが好き。天ぷら定食っていのは天つゆを味わう料理なんだよネ…、ってうそぶきながら容赦なく衣に天つっゆを吸い込ませしんなりしたのを好んで食べてた。だから大抵、天つゆが足りなくなっておかわりしてた。
おかわりできないときにはボクの天つゆを譲ったりして食べていたのがなつかしい。
だから天つゆがおいしい店が好きで、ここはそういうお店。しっかりとした出汁のうま味や醤油の風味。しかも最初からたっぷり用意されているのがうれしいね…、ってザブザブ浸して食べていた。
ご飯もこわめの炊き上がり。汁は赤出汁。天ぷらの油の匂いに負けない香り、軽い酸味が口をスッキリしてくれる。
食べていくとかき揚げが崩れてお皿の右上に散らかっていく。それをまとめて天つゆに入れしばらく休ませなじませてご飯の上にのせて〆のかき揚げ丼。天つゆたっぷり汁だくで、ザブザブしたのをザブザブ食べる。お腹いっぱい。オキニイリ。