ビーフシチューに海老フライに、モカソフト

日本橋で用事があって、ついでに昼食。
ひさしぶりに「レストラン桂」を選んで待った。人気のお店でいつも開店と同時にいっぱいになる。
シニアのおなじみさんが多くて、みなさんのんびり食事をされる。だから一旦満席になっちゃうとなかなか席があいてくれない。それで開店前に待つことにした。
サンプルケースの中に昔ながらの蝋細工。ナポリタンあり、オムライスあり。フライものにステーキ、グリルと洋食店にあってほしい料理が見事に揃うステキにニッコリします。
ボクの前には5組ほど。後ろに6組。開店時間ちょっと前にドアが開いて、いらっしゃいませと招き入れられ席につく。
白いテーブルクロスがかかったテーブルが几帳面にズラリと並ぶ。壁際に4人席。店の中央には2人がけのテーブルがほんのちょっとの間隔あけて並んでて、途切れ途切れの大テーブルのようなところにチョコンと座る。ほぼおひとり様専用テーブル。

ウスターソースに塩にナプキン、爪楊枝。
おしぼりとお冷グラスが運ばれてきて、エビフライとシチューのセットと告げるとナイフとフォークがそっと置かれる。
テーブルはちっちゃくって肩をいからせると隣の人と肘と肘がゴツンとしちゃう。
肩をすぼめて背中をのばし、お行儀よく食べると快適というテーブル。

ゴキゲンマダムが料理を運んでやってくる。
尾頭付きの大きなエビのフライに肉がゴロゴロ転がるシチュー。エビフライはタルタルソースをたっぷり従え千切りキャベツをベッドにしてる。ビーフシチューにはキャロットグラッセ。甘くてクチュッと潰れるほどにやらかい。

エビが立派でたくましい。太くてナイフを当てるとしたたか抵抗しながら切れていく。弾力があってブルンとはぜつつ口の中を甘くする。エビ独特の華やかな香りもおいしい、オゴチソウ。
ビーフシチューの牛肉は脂がのっていてやわらかい。脂がプチゅっと潰れてざっくり肉の繊維が壊れて散らかる。シチューのソースと一緒になってゆっくりとろけて消えていく。
エビフライもビーフシチューもクラシックな味わいです。特にこのエビフライは父に食べさせて上げたかったって思うおいしさ。
ビーフシチューをご飯に乗せて贅沢ハヤシライスを装うも、お皿の上にたっぷりソースが残ってしまう。ご飯を移してシチューご飯にして食べる。お腹もしっかり満ちました。

 

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ひさしぶりにミカドコーヒーのモカソフト。
年末、銀座の和蘭豆でモカゼリーをたのもうとしてモカソフトって言っちゃって「それは当店の商品ではございません」って言われて笑いあったモカソフト。
カップとコーンが用意されてて、カップをたのむ。
コーンのサクサクした食感とソフトクリームのコントラストもいいのだけれど、カップにするとシロップ煮にしたプルーンが一個ついてくるのネ。それがおいしく、だからここではいつもカップでたのんじゃう。
ちなみにタナカくんはコーン派でした。
ソフトクリームはなめらかです。重たくはなく口溶けがよく後口サラッとしているところが独特で、舌の上でアイスカフェオレが出来上がっていくような感じがおいしい。オキニイリ。

 

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コメント

  1. 匿名

    ミカドコーヒーのモカの残留農薬の件は解決したのでしょうか。

    • サカキシンイチロウ

      匿名さん
      「ミカドコーヒーのモカ」ということでなく、モカのコーヒー豆そのものの残留基準値が正常値を越えることがあると言われますネ。
      エチオピア産のモカ種のコーヒー豆に特に多いようで、けれど日常的に飲む量であれば健康に影響のない水準と判断されているように聞いています。
      またモカソフトのモカはコーヒー豆のモカを使っているという意味でなく、「エスプレッソコーヒーをベースにミルクとチョコソースを使った飲み物をカフェモカと呼んだ」ことが所以のようです。

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