まうまうのちゃんぽん。豆乳にパイナップルケーキ

四ツ谷駅の近所の路地に長崎物産館がかつてあった。
長崎県の出先機関が入ったビルの一階で、県産品の販売所にお食事処が併設されてた。
結構にぎわっていたのだけれど、コロナの頃にお食事処が閉鎖され県産品も揃わぬようになりはじめ、ちょっとさみしい状態が続いてた。
それでしばらく来てなかったのだけど、ひさしぶりに来てみたら「まうまう」ってお店に改装されていた。
メニュー看板をみるとちゃんぽん、皿うどんが手軽な値段で用意されててお店もなかなかにぎわっていた。ためしてみます。
皿うどんは細麺だけというので、今日はちゃんぽんにする。しばらく待ってやってきたお盆の上には大きな丼。付け合せにはイカをたっぷり練り込んだ練り物二切れ。スープがサラッとしていて白濁系じゃないのが独特。

具材はたっぷり。しかも種類が豊富。イカにエビ、かまぼこ、練り物、キャベツにもやし、にんじん、きくらげとにぎやかで器の中はまるで海鮮野菜スープの様相。
麺は太麺。断面まんまるのストレート麺でツルンと唇撫でて口へとやってきて、噛めば若干ボソッとしている。そのボソッと感が嫌かと言うと、噛みごたえがあって粘らないのが心地よくスープもからむ。
旨味がしっかりしたスープ。海の幸や野菜の旨味や風味が溶け込みしみじみおいしい。
チョーコー醤油の金蝶ソースがおいてあって、それをちょっと注いで酸味や風味をつけて味わう。おごちそう。
お店の人が元気でとても気のつく人たちで、贔屓にしようって思って席を立ちました。

 

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ちょっと歩いたところの「四ツ谷一餅堂」で昼の〆。
ここもかなりのひさしぶり。
ただお店の前に来ると向かい側のたいやき屋さんのあんこの匂いが強烈で、気持ちが揺らぐ。
揺らぐけれども初志貫徹。
四ツ谷一餅堂に入るとお店はにぎやか。
最後のテーブルを運良くもらう。
昔はシェントウジャンと胡椒餅、台湾スイーツと言った「茶館」的なメニューでやってらっしゃった。
食事メニューを求める人が多かったのでしょう。魯肉飯がメニューに加わった。胡椒餅が焼き上がった時間でもあり、お店の中は台湾の食堂みたいなおいしい匂いが漂っている。
温かいプレーンの豆乳を選んでお供になにか甘いもの。ショーケースの中を見たらパイナップルケーキが目に入ります。それにする。

ここの豆乳はしみじみおいしい。サラッとしていてなのに風味は力強い。軽い塩気とすっきりとした旨味があって、豆の香りがなんとも華やか。フーフーしながら飲んでくと、カップの縁に豆乳の膜が貼ってこびりつく。
滋養を感じる喉のゴチソウ。
パイナップルケーキを割るとボクンと鈍い音を立てるようにして割れて壊れる。ゴツンでもなくバカンでもなく「ボクン」になるのは、若干湿りを帯びているから。外側の生地は硬くて、なのにしっとりしていて閉じ込められたパイナップルはとろけるほどに滑らか。そしてパイナップルの香りと酸味、甘みが口に広がっていく。
南国だなぁ…、やさしい南国。長い間行ってないなぁ…、って思ってちょっとオセンチモードになりました。

 

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