ひさしぶりのかつ牛丼で腹いっぱい!


もりもり食べてお腹いっぱいになりたかった。
場所は新宿三丁目。「たつ屋」のかつ牛どんにしようと思ってテクリと歩く。
新宿駅の南口からちょっと歩いたビルの一階。目の前に甲州街道の高架があって、高架の向こうは場外馬券売り場がある。裏も表もない構造の新宿駅にあってなんだかここだけ駅裏みたいな感じがするのが不思議。安くてうまい店が集まる場所でもあります。ひさしぶり。
カウンターだけ。15席。体の大きなおにぃさんやおじさん御用達の店。そこに今日はインバウンドファミリー4人がニコニコしながら座ってた。
牛丼とかつ丼を一度に食べることができる天国みたいな店なんだ…、とSNSのレビューに誘われてやってきたんだってお父さんが話してくれた。カナダから家族4人のご機嫌な旅。料理が出てきたらお姉ちゃんは写真パチリ。弟くんは丼持ち上げバクバク食べる。様子を見てたらお腹が鳴った。

カウンターの上に黄色と白のカラーマグネットがそっと置かれる。
かつ牛どんをたのんだ印。
お店はほとんど満席で、お店の人はたった2人で大忙し。待ってる間にお金を払う。すると青いカラーマグネットが横に置かれて、料理が届くと黄色と白が持っていかれる。お代は頂戴いたしましたとずっと青いカラーマグネットが言ってくれてる。昔ながらののやさしいシステム。
タナカくんときていた頃は500円ちょっとじゃなかったのかなぁ…、今は800円とそれでも安い。ありがたい。

深い丼にご飯ギッシリ。
かつ煮をのせた上に牛丼の頭をのせる。
煮豆腐がひと切れ入っているのがうれしい。
よくかき混ぜずざっくり崩した卵で閉じてて、閉じた具合が硬めというのがまたうれしい。
揚げおきのカツ。
肉は薄くて衣をたっぷりまとった着膨れカツで、それがかつ丼にはいいんですネ。
煮汁を思う存分吸い込んで、膨れた衣に卵がからむ。熱の入った卵はふっくら、濡れた衣はかすかにザクっと歯触りがあり噛むとじゅわっと煮汁を吐き出す。ウットリします。
肉の歯応え、味わいはほんの少々。これならハムでもいいんだろうなぁ…、と思わせるほど。なのにそれでもおいしいんです。

牛どんの部は肉に玉ねぎ。味がおしつけがましくないのネ。
先日はじめて食べた松屋の牛めしが、はじめてなのにどこかなつかしい感じがしたのは、なるほどここの牛どんの味に似ていたからなのか…、って合点しました。好きな味。
七味をたっぷり。紅生姜をどっさり。とじた卵の中にはクタクタになったタマネギとシャキシャキ感を残した青ネギ。
食べてるうちにカツも牛肉も卵もご飯もすべてがひとつに混じり合い、七味の辛みや生姜の酸味も煮汁と溶け合い渾然一体。
案外つゆだく。硬めに炊けたご飯がザブザブしてくるところもおいしくて、丼片手にバクバクかきこむ。器は空っぽ。ごちそうさん。

 

関連ランキング:牛丼 | 新宿三丁目駅新宿駅新宿西口駅

コメント

  1. わに

    新宿の東南口の辺り、昔は土手みたいな感じで、階段を降りると戦後の猥雑さを残した飲み屋街が広がっている、不思議な異界でした。高校生の頃(70年代の初め)はよくあそこに呑みに行った覚えがある。文化祭とかの後で、先生が「吞むんじゃないよ」と言いつつ「呑み代」を生徒にカンパしていた時代です。

  2. サカキシンイチロウ

    わにさん
    「土手」って感じ…、わかります。
    甲州街道が大きな川で、南側は川向うって感じでしたよね。
    南口から動く歩道が高島屋までつながっていた頃はなんて遠いところに百貨店を作ったんだろう…、って思いましたがそれももう昔の話。
    とは言え、猥雑さがまだ残っているところに、さすが新宿とニッコリします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。