world beer terminal KAEN

熊本に戻ってきて夜。world beer terminal KAENというレストランにくる。
熊本市の郊外に本店があり、大きなタンクが何本も置かれた本格的なクラフトビールを作りふるまうお店。車が無いと行けないところにありながら繁盛している、その支店。中心街に2ヶ月前にできたばかりのニューフェイス。
本店と同じくクラフトビーフが売り物で、テラスの壁からノズルがずらりと並ぶ景色は圧巻で、ビルの屋上に置かれたガラスの箱のようなしつらえがモダンでカジュアル。明るくてよい。
好みの料理をそれぞれたのみ、料理あれこれ。テーブルの上やサイドで仕上がる料理をまず忘れずに。カマンベールチーズをはちみつの海の上に浮かべてウォッカをかける。火を付けこんがりチーズが焼けたところで食べる。甘い。なのにビールがすすむ不思議なおいしさ。
生のトマトに液体窒素をかけ凍らせてオリーブオイルで味わう料理。マグの中の温度はマイナス196℃。あっという間に凍ってカランコロンとお皿の上に転がりだしてくるのがたのしい。オモシロイ。

ビールのお供に肉をガッツリ食べてって、っていうのがここのお店のコンセプト。ジャンボンブランに自家製ソーセージ、そして牛肉のレアカツレツ。バッサリとした食感のジャンボンブランは噛みしめるにつれ、豚肉独特のさっぱりとして繊細な旨味が広がる。
口の中に含むとたちまち、あらびきの肉に戻っていくようなソーセージ。芯が真っ赤で生肉みたいにみえるも実は、芯までしっかり熱が入ってまさに見事なレアな牛カツ。ねっちりとろける牛肉にこんがり揚がった薄いパン粉衣が散らかり混じって食感賑やかにしていくところがなかなかうまい。
料理の基本をしっかりおさえ、けれどどこかにたのしく新たなアクセントがある。悪くないなぁ…、と思ってビールが進むところもまたうれし。

ここのスペシャリテとでもいいますか。
来ると必ずたのんでしまうのが牛の赤肉の鉄板焼と、フィッシュアンドチップス。
脂をほとんど持たない赤肉。
発色がよく肉肉しい。
焼きすぎると固くなるからとひっくり返してジューッとやって、みんなで奪い合うようにして喰う。
食べるというより喰らってたのしむおゴチソウ。
分厚く大きなたらをガリッと揚げたのにフライドポテトをたっぷり添えたフィッシュアンドチップスはモルトビネガーで味わう趣向。とても正しき英国流です。風味豊かなモルトビネガーが揚げた油を旨味にかえてふっくらなめらかなタラをおいしくしてくれる。

紫キャベツのコールスローは、刻んだキャベツに塩とブルーチーズを加えて寝かす。青カビチーズ独特の風味と軽い苦味とコク。紫キャベツの渋みがひきたつ大人のゴチソウ。たっぷりかけたパルミジャーノのすっきりとした風味もおいしいアクセント。
酸っぱく仕上げたポテトサラダにはグリルベーコン。まずはベーコンをお皿にとって刻んで戻して混ぜて味わう。ベーコンの脂とポテトサラダってなんでこんなに合うんだろうっていつもウットリ。小さなみかんを皮ごとスライス。乾かしパリッとしたのにクリームチーズをのっけたのが酸っぱく甘く、ビールをおいしく華やかに変えてくれるのもオモシロイ。
この日の熊本。夜の嵐で雷ゴロゴロ。それもたのしい時間の彩り、景気づけ。たのしみました。火曜日の夜。

 

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