Trader Vic’s ホリデーブランチ

梅雨なんか来ないんじゃないかと思えるほどに気持ち良き青空の今日。
こういう日にピッタリの店。トレーダーヴィックスでサンデーブランチをとることにした。ニューオータニホテルの中にあるポリネシアン料理の店ということになっているけど、ボクにとっては家から歩いてこれるハワイのようなゴキゲンな場所。
サンフランシスコに本店があり、店の造りはたしかにポリネシア風ではあるけど、料理、サービススタイルはポリネシア的ではないのが特徴。アメリカ人にとってハワイはアジアの入り口。日本人にとってのハワイはアメリカの入り口で、つまりその両方が不思議にココで混じり合う。

毎週日曜にはバフェが用意されていて、うれしいことにスパークリングワインまでもが飲み放題。
泡をシュワシュワたのしみながら、料理をたのしむ。

アメリカで贅沢な食事のはじまりといえばシュリンプカクテルがつきもの。
ココでもそれが用意されてる。
カクテルソースをたっぷりほどこし、レモンを搾ってムチュンと食べると、気持ちが太平洋を飛んでいく。
ひよこ豆とクスクスのサラダがあって、ワカモレがあり、メキシコ風の鶏のパン粉揚げ、そしてなぜだか焼売がある。

太平洋をグルリ囲んだ国の料理が揃うというのが、この店の昔からのコンセプト。なのになぜだか日本料理だけはなくって、料理世界における日本料理の独特なるポジションを感じたりする。オモシロイ。

メキシコ風のトマトスープで喉を潤す。
スッキリとしたトマトの酸味のスープの上に、揚げたトルティアとコリアンダーをたっぷりのせる。
混ぜてなじませトルティアがトロリとしたら食べ頃という、ヌードルスープのような味わい。ライムを絞ると一層スッキリ。お腹をすかす。店の真ん中に大きな窯が置かれてて、そこで肉や魚を焼く。中華料理的であり、ポリネシアン的であったりもする。

その窯で焼き上げられたローストビーフやバーベキューポークをお腹を軽く満たして、鶏胸肉のモレソース、ポークビーンズに中国風のスペアリブと肉三昧で気持ちがあがる。バフェに並ぶ料理の種類は決して多くはないのだけれど、どれもがキチンとした料理。
サラダバーのような素材を並べて多彩を装うようなコトをしないのがいい。しかも味に変化があるので食べてて飽きない、満足できる。

特にソースが多彩でステキ。
それをおいしく食べるようにとジャスミンライスで作ったトマトピラフが用意されてる。
コリアンダーの香りが一緒に炊き込められててそれを真ん中に。
左側にはチリポーク、反対側にはグリーンカレーを流して食べる。
ピラフの上には茹でたエビ。
グリーンカレーのジンワリあとからおいかけてくる辛味がおいしく、もう一皿。焼売とチキンフライにグリーンカレーをあわせて食べる。
バフェカウンターは小さなキッチン。厨房の外にできた盛り付け台だと思ってあれこれ工夫をすると、バフェはたのしい。なにより自分だけの料理を作って食べてるんだと思うと気持ちが盛り上がる。

クロワッサンがおいしそうに焼けていて、サンドイッチに仕立てて食べる。
ワカモレ、レタスに茹でたエビ。カクテルソースも一緒にとって、クロワッサンに切り目を入れる。そこに具材をたっぷりはさみサンドイッチの出来上がり。バターをたっぷり含んで仕上がるクロワッサンで、生地の間に気泡がたっぷり。表面はバターで焦げてカサカサ仕上がり食感軽い。ぽってりとしたワカモレとむっちりとしたエビが潰れて、クロワッサンの散らかる生地を一緒になってユックリとろける。
さすがに食材を惜しまず作るとサンドイッチもサンドイッチを超えた料理のようになる。こういうコトがたのしめるのもバフェならでは。

デザートで〆。ワッフルを焼いてくれるコーナーがあり、ケーキにフルーツ、アイスクリーム。よりどりみどりな豊富さにあれこれ迷う。それで結局、フルーツメインの一皿にする。

カンタロープにマスクメロン。ダークチェリーにマンゴーシャーベットにバニラアイスクリームをあわせる。ダークチェリーは今年はじめて。クチュっと潰れる甘酸っぱさに、今、カリフォルニアに行くと安いんだよなぁ…、って思ってニッコリ。
何よりメロンが甘くておいしく、ウットリします。
コーヒーたのむとガラスのカップでやってくるのが昔からのココのスタイル。プランテーション風なモテナシにやっぱり気持ちが南に向かう。シアワセな昼、日曜日。

 

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コメント

  1. Eiko

    「アメリカ人にとってハワイはアジアの入り口。日本人にとってのハワイはアメリカの入り口」。
    なるほど…と思いつつ、とってもステキな表現ですね。
    ニューオータニのレストランにはなぜだかあまりいい思い出が無くて、でもここは伺ったことが無いです、サンデーブランチ、ぜひ行ってみたいです!

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      Eikoさん
      ニューオータニはレストランのモールと言ってもいいくらいお店がたくさんあって、それだけに緑石混合。ボクもあまり好きじゃないお店がいくつかありますが、それでも今となってはなつかしい丁寧なサービスをたのしむことができる場所もある。
      この店の伸びやかな雰囲気はいいと思います。

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