Rendez Vous et SOBA a SANADA

帝国ホテルの一階ロビー。ランデブーラウンジで打ち合わせ。
ランデブーって使わなくなったなぁ…、かつて大人のデートはランデブーと呼ばれた時代があって、例えばフランク永井の有楽町で逢いましょうの逢うはデートではなく絶対ランデブー。「逢い引き」という言葉を外来語にするならこれも絶対にランデブー。
今じゃ、「あいびき」と入力して変換すれば、まず最初の候補に出てくるのは「合い挽き」であって「逢い引き」じゃない。…、ってそれはもしかしたらボクの食いしん坊辞典固有の性格かもしれないけれど、かつて宇宙ステーションと宇宙船とのドッキングもランデブーでありました。
今日は新たな出会いのための会合。まさにランデブーな朝のひととき。コーヒー飲んで頭をスッキリ、準備する。

 

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打ち合わせを終え、昼食時間。
蕎麦だなぁ…、と思ってGINZA SIXの「真田」を選ぶ。
数ヶ月前に一度来た。明るいのに落ち着いていて、おしゃれなのに基本がしっかりしたよい店で、たちまちキニイリ今日が二回目。銀座の「地上の昼」は比較的早くはじまり、「施設内の昼」は遅くはじまる。だからまだまだ静かでほとんど空席。ホール全体を見渡すテーブルをもらってスタート。
前菜料理と天ぷら、蕎麦のセットにしました。ここの前菜料理はなかなかによい。スモークサーモンのマリネサラダにズッキーニと里芋の素揚げ。紅芯大根、大根、キュウリに味噌のあしらい。刺身のこんにゃく、鶏胸肉のたたきに豆腐、高野豆腐と野菜の煮物と7種でそれぞれ味わい多彩。

野菜がたっぷり食べられる。
調味料は味噌や醤と昔ながらものばかり。
野菜の持ち味自体がしっかりしてるから、一口、ひと噛みしみじみ味わい食べていくのがたのしく感じる。
特に味噌のおいしいコト。
野菜を食べるには過分なほどの量がついてくるのだけれど、それそのものが料理のようで、しみじみ味わいそば茶をたのしむ。

せいろと天ぷら。あまりエビを食べないようにとお医者様からいわれてて、エビの天ぷらを抜いてもらった。かわりに万願寺とうがらしをつけておきました…、って立派な緑の天ぷら。甘くて最後に軽い辛味がビリッと残る。さつまいもは一旦石焼きもにしてから揚げてるんですと、たしかにトロトロ。甘くてまるでデザートみたいでビックリします。

蕎麦には醤油のタレとくるみダレが一種類ずつ。
このくるみダレがおいしいんですネ。はじめて来たとき、それに感心してお店に移動する間、ずっと口の中にくるみの味がしていたほど。なめらか。濃厚。胡麻だれのようでいて、胡麻のエグミや渋みがなくてただただなめらか。たっぷり浸してズルンと味わう。
醤油のタレは若干甘めで濃厚です。それというのも蕎麦がかなりのツワモノで、硬くてゴリッとひきしまった蕎麦。風味も豊かでその蕎麦に負けないようにと作るとこういうしっかり味のタレになるんでしょう。
ズルンもぐもぐ、すすって噛んで飲み込んであっという間にせいろは空っぽ。蕎麦湯でタレをわってゴクリとお腹をやさしく温める。

 

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