PIZZA SLICE 2 @ 青山

三連休の最終日。ピザが食べたくピザスライスにやってくる。
実はこの数日間、ずっとピザを食べたかった。しかもココのニューヨーク式のピザが食べたくただチャンスがなくってそれで今日。
表参道からちょっと歩いた路地裏の地下。
数字とアルファベットだけの特徴的な看板たよりに地下に降りると、ニューヨークの地下鉄駅のような空間。特に①②③ラインのクリストファーからチャンバー駅の間の駅のタイルで貼られた構内みたいな感じがするのがなつかしい。
いつも来るのは平日の午後。のんびりした雰囲気が好きなんだけど、さすがに今日は祝日で人で溢れておりました。にぎやかなのも悪くない。

あらかじめ大きく焼いたピザを8等分にしておいて、一切れ単位で買うシステム。提供する前に再びオーブンで焼き直し、バリッとさせて食べるというモノ。ニューヨークの街角にたくさんあるのがこのスタイルのピザの店。行くと必ず食べに寄る。
厨房の中でピザを作っているのがタトゥーの入ったおにぃちゃん。見た目はやんちゃなようでいて、でも手際は見事でピザギャングって感じがするのがオモシロイ。それにしても小さな子供を連れたファミリーが多いのにビックリします。大きなスライスをたのしそうに食べながら、デリバリーのピザとは違うね…、ってニコニコ笑う姿にこちらもニコニコしちゃう。

2人で3切れ、たのんで分ける。
ペパロニ、イタリアンソーセージ、それからハラペニョ。
どれもニューヨークピザの典型的なピザばかり。

実はイタリアのピザよりニューヨークのピザの方がボクは好き。
特に具材からでる水気とみずみずしいフレッシュなソースのせいでデロンとチーズが剥がれて、垂れるような具だくさんで贅沢なピザが案外苦手。
その点、ニューヨークのピザは最小限の具材にソース。
生地との一体感があって、だから焼き置いても品質劣化が少ないのでしょう。
テーブルの上にみじん切りにした赤唐辛子。
オレガノ、タバスコ、黒胡椒とスパイス調味料が置かれてそれらを自由に使って食べるというのも自由な感じ。

ディルピクルスをお供にもらう。
短いキュウリを丸ごと、軽く発酵させて仕上げる浅漬けタイプでカリコリ、歯ごたえ痛快でほどよく酸っぱい。
ディルの香りと軽いガーリックの風味が口に広がって、チーズのまったりした食感や味で疲れた舌がスキッとリセットされる。ご飯のお供にお漬物…、って感じのおいしい組み合わせ(笑)。ピンクレモネードを炭酸水で割ったスクワッシュ。やさしい甘み。スッキリとした酸味とバチバチ強い泡で口がすみずみ洗われるような感覚。オキニイリ。

それにしてもピザのやっぱりおいしいこと。
イタリアのピザに比べて薄く伸ばされた生地はサクサク。
底の部分はカチッと焼けてて、だからといって固いかというとふっくら。
固さを感じるのは噛んで歯切れるときだけで、一旦歯切れて口の中ではやさしくとろける。
チーズとソースがなめらかで、生地を包んで一緒にとろける…、そういう感じ。
1枚の8分の1とは言え大きくて、食べていると結局ふたつに折れて重なる。上唇でソースを最初に感じるときとは違った食感。
カサッと乾いた生地が唇をこする感じが香ばしく、レストランの料理というよりスナックみたいな感じがするのもオモシロイ。
ペパロニのスパイシーな風味。イタリアンソーセージは風味豊かで香りが独特。ハラペニョの舌が痛くなるような辛味もおいしい。オレガノや辛子をたっぷりふりかけてアメリカ味を一層強調。口溶けたのしきオゴチソウ。

クラムチャウダーを一緒に食べる。ココのクラムチャウダーは粉を使わず作ったサラサラタイプ。アサリがたっぷりはいってて、具材のじゃがいものでんぷん質でかろうじてとろみがついている感じ。
アサリの旨みとミルクのコク。野菜の甘みでなんともおいしい。
クラムチャウダーにはソーダクラッカーがついてくるのが普通だけれど、ココはなし。代わりにピザの端の部分をちぎって入れる。フッカリとしてパンのように仕上がった生地がスープを吸い込んでポッテリ口でとろける感じがオキニイリ。新宿にあるといいのに…、アイウィッシュ。

 

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