It’s finger lickin good!

ケンタッキーフライドチキン。
あんまり調子が良くないんだという。業績がなかなかあがらず赤字店舗も増えてるんだと。
ただ、そう言われると「ケンタッキーフライドチキンって絶好調だったことってあったっけ?」っても思ったりする。
日本にやってきてアメリカモデルに固執していた最初の頃は苦戦続きで、ずーっと赤字。郊外モデルから都市型店舗へと移行してからなんとか企業の体をなしてはいたけれど、それも母体が大きく裕福だったから。
ケンタッキーは日本の唐揚げとまるで違ったオリジナル…、といいはするけどやっぱり唐揚げと比べる人も多いでしょう。それで高いの、部位が選べず不便だのと文句ばかりが出てしまう。
でもやっぱりなくなっちゃうと困るお店で困る商品。だからたまにやってきてみる。定期的に無性に食べたくなるというものあって久々、今日のこれ。

チキンフィレサンドイッチにフライドポテト。オリジナルチキンをワンピースにアイスティーという組み合わせ。
ファストフードの料理がどんどん小さくなってく傾向。そのはじまりはケンタッキーのチキンフィレサンドだったように記憶する。両手サイズから手乗りサイズに変わったときはびっくりしたけど、いまではハンバーガーもホットドッグもチェーンストアのものはみんな小さくなってあんまりびっくりしなくなった。
ただ包装紙をめくって出てきたサンドイッチのレタスがカットレタスというのには、のけぞりました。汚らしい上、食べにくい。
しかもバンズとチキンフィレのバランスが明らかにバンズ寄り。パンと屑レタスをタルタルソース一緒に食べてる感じがするのに、涙が出てくる。

日本は貧しくなったんだなぁ…、としみじみ思って涙になるのでございます。

向こうの方にインドネシアの人たちかなぁ…。
たのしそうに食事する人たち。
世界中にある多様な宗教。
食べるものに対する禁忌をもつ宗教も数多く、けれど鶏肉を食べることにおいてタブーを設ける宗教はほとんど無い。
だから鶏を使ったチェーンストアは世界中に出ていけるんです…、って、ケンタッキーもエルポヨロコも加盟店を募る理由のひとつにした。たしかにそうではあるけれど、国や文化によって鶏肉の食べ方、嗜好は違ってて嗜好、習慣を越える料理ってなかなか出来ない。むつかしい。

ところで壁にかかった大きな額。ケンタッキーフライドチキンの11の秘密のスパイスってタイトルで、でもよく見たら何も説明してないの(笑)。
そりゃ秘密だもん、誰にも教えてやるもんか…、とカーネルサンダースおじさんの不敵な笑顔の意味を知る!

カーリーフライはサクサクおいしい。独特なスパイスも油が芋に入った状態も良くておいしい。
なによりオリジナルチキンのおいしいコト。特に今日、もらったブレストのバッサリとした繊維の状態。最初は唾液を奪うほどに繊維が頑丈。乾いた感じ。それが揚げた油や衣と一緒になってとろける感じがおいしくて、これでしっかり勝負をすればいいのになぁ…、って油でつやつや輝く指をなめつつ思う。
It’s finger lickin good!でござる。堪能す。

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