Happy New Era! Tavern on S

ハッピー令和なディナーを寿ぐ。雨の中。
アメリカ料理が食べたいネ…、とそれで新宿南口の「Tavern on S」を選んで予約。雨だからねぇ…、と言いながらおっとり刀でやってくるもこれが満席。この店だけならず店が入ったフードホールなる施設がなるごと満タン。お店の入り口脇で立って待つ人で通路がふさがり大混雑ってすごい状況。ビックリします。
厨房の前のテーブルをもらってお腹を鳴らす。お祝い気分でイタリアのスパークリングワインを抜いて、乾杯。泡がジュワッと喉を洗ってお腹の入り口をこじ開ける。
アメリカ料理のビストロとして開業し、今でもアメリカっぽい雰囲気を保ってる。でもアメリカ的な料理は随分少なくなった。代わりにイタリア料理が充実してピザやパスタの種類が増えた。

数少ないこれぞアメリカって料理がファラフェル。ひよこ豆をすりおろしハーブ、スパイスと一緒に丸めて衣をつけてあげたもの。ヨーグルトのソースと一緒に食べる。前はクミンシード臭が力強くてニューヨークの地下鉄みたいな匂いがしたけど、随分上品でアッパーイーストのカフェの料理のようになった。まぁ、それもよし。

メニューに見つけるとたのまなくては気がすまないカラマリフリットはサクサクに揚がったゲソの部分がことさらおいしい。
ピザはどのくらいの大きさなんですか?って聞くと、四角いんです…、というのでたのむ。六本木のシシリアのピザが四角いのは、アメリカの潜水艦で焼くピザは小さな窯でなるべく大きく焼けるようにと四角くなった…、なんて話をしながら食べる。
ふっかりとした生地にペパロニメインにベーコン、オニオン、ハラペニョ、トマト。ビリビリ辛くて食欲が湧く。ココに来たらクラムチャウダーを飲まなきゃいけない。サラッとしていてけれどどっしり味は濃厚。角切りにしたじゃがいも、にんじんと野菜たっぷりでスープの形をしたサラダ。

サラダも食べます。
ロメインレタスにオニオン、カリフラワー。
レンコンや紅芯大根、もやし、ひじきとサラダの具材らしからぬ野菜も混じってしめじ、しいたけ。
10種類の野菜を使ったサラダとメニューにあるけれど10種類を優に超える素材をバルサミコとオリーブオイルでドレスしている。
シャキシャキでもあり、ザクザクでもあり。
ゴツゴツでもありカリカリでもある。
味も食感も多彩でにぎやか。口の中が騒々しくなるオゴチソウ。

エビやカニをトマトで煮込んだシーフードラタトゥイユっていうのがあった。しかもそれとマッシュポテトを合わせてコーントルティアでくるんで食べるという料理。
アメリケーヌソースで煮込まれたエビやカニがおいしいことは当然で、そのラタトゥイユを受け止めるマッシュポテトのぽってりとした食感なめらか。コーントルティアのひねた香りがエビやカニの風味を豊かにしてくれる。

メインはフライドチキンを選んだ。赤唐辛子をパン粉に混ぜて真っ赤に仕上げた激辛チキン。ザクザクとした衣と揚がった皮の食感痛快で、肉はしっとり。手づかみにして骨から肉を抜くとジュワリと肉汁染み出す。しかも肉が甘いのです。衣の辛味が鶏の持ち味を引き立てて、甘く感じさせているんだと思ってパクリ。
フレンチフライをザクザク、お供に味わい食べる。
〆にパスタ。フェットチーネをアルフレードソースでまとめ具材はエビとブロッコリ。濃厚味のクリームソースと、麺にあらかじめ打ち込まれてる胡椒がビリリとよきアクセント。会話もたのしくあっという間に時間過ぎる。夜も冷たい雨が降る。

 

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コメント

  1. 郁圭

    初めまして、いつも涎を垂らしつつ(笑)拝見させて頂いております。
    新年号にアメリカンとはワールドワイドで素敵ですね。
    年号変号前にテレビで平成の食文化について放送しており、最後の晩餐の事についてTwitterで募集していました。
    皆さん思い入れがこもっていて素敵でした。
    私なら昨年1月に亡くなった母(生きていたら59歳でした)が作っていてくれた、醤油を付けた手で握るおにぎし(おにぎり)です。
    塩結びの方が握りたて向きですが、醤油は冷めてその旨味を発揮します。
    我が家は中華鍋型深底フライパンで毎日私が子供の頃から炊いていたご飯でしたが、バーミキュラは尚美味しく仕上がるとおもいます。
    是非お試し下さい!
    亡き祖母は塩結びでしたが、おちょぼさんの曾祖母系の味が醤油おにぎしだったみたいです。
    祖父母が岐阜の出なのでサカキさんの岐阜エピソードは勿論ですが、とっても素敵なお母様とのご関係を微笑ましく羨ましく思っております。
    我が母はワーキングシングルマザーで空間設計士でしたので、個性とパワーの人でしたがちょっとチャーミングなところがサカキさんのお母様と重なって見えていて少し感慨深くなってます。
    お母様をお大切に…そしていつも素晴らしいお食事トークを楽しみにしております。
    素敵な新緑の時期をお楽しみにして下さい。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      郁圭さん
      最後の晩餐…。
      好きなものをあれもたべたいこれもたべたい…、って食べたいものだらけでそれらを片っ端からかたづけていたらまる一ヶ月はかかっちゃうね…、っていつもいって笑います。
      ただどうしてもこのひとつ…、と言われれば維新號の土鍋で炊いたフカヒレの姿煮。それにご飯と黒酢を少々。ただそのお店がホームグラウンドの新宿から姿を消してしまったのが残念で悔しくて、まだまだ最後の晩餐は先の話だなぁなんて。

      おにぎりをにぎるときに手に醤油をつける。
      おいしいでしょうね。うちでは出汁を手につけてにぎる。風味がよくなるんですよね。今度は醤油でにぎってフライパンで焼くのを試してみましょう。
      今度の母の日には高松で一緒に食事をしようと考えております。素敵なコメント、どうもありがとうございました。

  2. ちい

    とてもおいしそうなおにぎし。作ってみようと思いました。
    わが家の定番は、カツオ粉と醤油をまぶしたもの。ちっちゃめに作って海苔たっぷりに巻きます。しっとりもパリパリも。一度に6合くらい炊いて作ります。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      ちいさん
      鰹節を醤油をまぶすとき。うちでは胡麻を一緒に混ぜます。プチプチ爆ぜる胡麻の食感がたのしいのでついつい、2個、3個と食べちゃうのが玉に瑕。おむすびって本当に多彩ですよね。

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