Grilled Aging Beef Tokyoニクまみれ

肉を食べようと友人としめしあわせて新宿に来る。
Grilled Aging Beefというお店。
先日、ランチをとりにきた銀座アスターの入った大きなビルのワンフロアー。
キッチンを挟んで右手にこのお店。
左側には「Aging Beer」という店が並んで出店。
その2つの店を跨ぐように横に長いショーケースがあり、そこにズラリと牛の塊肉が置かれて並ぶ。
紫色から茶色にかけて深い色合いの塊肉で、つまり熟成が効いた赤肉。
熟成肉がブームではある。けれどしっかりとした設備と知識のもとになされた熟成は熟成はだけど、そうでないモノは限りなく腐敗であって、その境目は極めて微妙で希薄なモノ。だから信頼の置けるお店でたのしまなくては、とんでもない目にあってしまうワケであります。今日は安心して熟成肉の世界を味わう。
ちなみにここはステーキ。隣は焼肉。どちらも熟成肉を楽しむ趣向ではある。ただ熟成の効いたおいしい肉はやっぱり塊のままステーキで焼いて食べたい。それでステーキの店を選んだ次第でござる。

メニューに牛の絵がかかれていて、それぞれパーツの説明がある。全部で30種類ほどのパーツに分かれているのが最近、はやりの焼肉店のメニューのようで、全部が揃っているかというとそうではなくて、今日、よい状態で用意されているものは、マーカーで印がついてる。

ほとんどの肉が100g単位での注文。
ワインをたのんで、何を食べようと説明書きを読み込みながら考える時間がたのしい。
それにしてもスタッフの若くて笑顔が明るくて、しかも質問すると正しく丁寧に対応してくれること…、いいなと思う。
彼らがいてこそ、こういう自由度が高いかわりに決めづらいメニューの店は完成するに違いない。

肉はじっくり時間をかけてやかれてく。それでまずはおつまみ的なるメニューをいくつか。
アメリカ的な料理が豊富に揃っているのがここのお店のうれしいところで、まずはオニオンリングス。

さっくり衣をまとってあがって中はすべすべ。甘くてシャクシャク、口が賑やかになるオゴチソウ。
オニオンリングスがおいしいとハンバーガとかステーキがおいしい店に違いない…、って予感をさせる。

ゴルゴンゾーラチーズチップスという、ちょっときになる料理があって、それをたのむとザクザクに揚がったチーズの塊。
空気をたっぷり含んでいるから、手に持ち上げると見た目を裏切る軽さで、噛んで口の中に入ってとろけるその食感もまた軽い。
なのに味はどっしりとしたゴルゴンゾーラチーズというワインをねだるたのしい前菜。

熟成肉のナチョスというメニューをみつけて、これは何事ぞと思ってたのむ。
だって、ナチョスといえばアメリカのダイナーレストランの気軽な一品。それを熟成肉でつくるとは、なんたる贅沢。
ドキドキしながら待ってきたのがまさにくナチョス。
トルティアチップがたっぷり山盛り。サワークリームのホイップとワカモレがその山を隠すようにあしらわれ、チェダーチーズが彩り添える。
ワカモレの下には件の熟成肉を使ったタコミート。それらすべてを口の中に放り込み、バリッとかじると、なんとおいしい。思わず笑う。
人は大好きなものを口いっぱいに頬張ったとき、関心だとか感動だとか、あるいは何か言葉を発したりすることなんかできなくなって、笑っちゃう。
そんな笑いにテーブルの上が包まれ、これがありさえすればメインはなくてもいいんじゃないかと思っちゃうほど。オキニイリ。

間も無くメインがやってきますと、一緒にたのんだ付け合わせがくる。
全部で4つ。
ステーキのお供といえばマッシュポテトはぜひもので、ぽってりとしたジャガイモにたっぷりバター。生クリームで濃度を整えココットの中にぎっしり詰まってやってくる。
ぽってり重たい。
ところが舌にのっかり唾液と混じるとたちまちとろけて、ジャガイモ味のクリームみたいになっていくのがなんともおいしい。

ベイクドコーンは茹でたスイートコーンをクリーム煮にして器に入れて天火で焦がす。
だからクリーミーなのに焼きトウモロコシの風味がするのが面白い。キュッキュッと奥歯でつぶれて甘みを吐き出し口の中を転がってくのが面白い。

ほうれん草をマッシュしてクリームでまとめたクリームスピナッチ。アボカドとガーリックをピュレ状にしたものがズラリとならんでそしてメインの肉が登場。ササミとランプをそれぞれ200g、リブの芯の部分を300g。都合700gが3人のお腹の中に入っていくのであります。

表面コンガリ。
焦げ色の美しいことに感心しつつ、その焼け色の間から覗く肉の断面のまたうつくしき色。
ロゼ色というには紫がかった肉感的なる妖艶な色。

肉そのものの味をたのしめるように肉そのものに塩をほどこし、だから何もつけずにそのままおいしい。赤みの肉に独特の軽い酸味と豊かな旨味。脂の甘みと塩だけで十分おいしい料理ができる。
ニンニクチップや粗塩、わさびにホースラディッシュと薬味が多彩にそろってて、それで味を整え味わう。
引きしまったササミの噛み応え感に、ざっくり脂が歯切れるランプ。クチャっと潰れるリブが歯茎や舌にからみついてとろける食感と、同じ牛肉なのになんでこんなに食感、味わいが違うんだろうとウットリしながら食べ比べ。付け合せの野菜も食べはしたけれど、ほぼ肉だけでお腹いっぱいになるシアワセにニッコリしました。元気出す。

 

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