Good Morning、パークサイドダイナー

今日は日比谷から銀座を中心に行動する日。
…、となれば、せっかくだから上等な朝ご飯をいただきましょうと帝国ホテルのパークサイドダイナーにくる。
ホテルにおけるコーヒーショップという業態。街にむかって開かれていて、閉じた空間であるホテルと街をつなぐ役目を果たす場所。

街の人たちだけでも利用でき、街の人とホテルに泊まる人とがふれあう場所としても機能する。社会的役割をもったホテルであれば、力をいれなきゃいけない場所が、今の日本では本当に少なくなっちゃった。路面にあって、ホテルのロビーからもホテルの外からも同じようにアクセスできる街の連続みたいなココが生き生きしている限り、帝国ホテルは街の一部として生き生きできる…、と思ったりする。

アメリカンブレックファストをお願いし、テーブルの上が徐々に整う様子がステキ。
まずジュース。いつもは大抵、オレンジジュースをたのむのだけど今日はひさしぶりにトマトジュースを選んで飲んだ。
カナダにいたときはクラマトを飲むけど日本でトマトジュースは珍しく、今日が休みならブラディーメリーに変えてもらうのもいいかもなぁって思ったりする(笑)。
コーヒーがそれに続いてやってきてそれからメイン。

フライドエッグをオーバーミディアムでお願いをした。
サイドにハムのグリルを選び、茹でたじゃがいもとラタトゥイユ。キレイに焼き目の入ったハムの分厚さ、香りにウットリします。
水を注いで蓋して仕上げた玉子が2個。
黄身の縁の部分はサクサクに仕上がっていて、けれど黄身はとろりなめらか。ナイフをあてるとタラリと黄身が熱いお皿に流れ出す。オーバーミディアムというよりもオーバーレアな感じかなぁ…、まぁ、しょうがない。
流れ出した黄身はユックリ、お皿の熱であったまりネットリとろける。そこに胡椒をたっぷりほどこし、白身にまぶしてプルンと食べる。

お待たせしましたと焼いたばかりのトーストがくる。
籠の中に収まって上にフワリと紙ナプキンで覆った姿。
バターの器。
バスケットの手前にジャムが3種類。
バスケットを手にするとすでにあったかで、パンはこんがり。よく焼いてください…、ってお願いしたので色黒、香りもこうばしい。
パンバスケットの中を覗き込んでたら、お店の人が近づいてきて「焼き加減はこれでよかったでしょうか?」と聞いてくる。
笑顔明るく、こちらも笑顔で「よい状態です」と答えて食べる。ホールウィートのイギリスパンで、生地はあらくてざっくりしている。甘み控えめ、酸味が後くちひきしめる。もう少し薄切りだったら完璧だったに違いなく、けれど今朝の玉子のなめらかな黄身にはこのくらいの厚さのパンが必要だった…、かもしれない。

流れ出した黄身にユックリ熱がはいって、トーストブレッドでそれを拭うとネットリはりつく。胡椒と黄身、バターを塗ったトーストブレッドの軽い酸味が黄身をまるでオランデーズソースのようにしてくれる。
グリルハムはがっしりとして歯ごたえたのしいモモハムで、一口大にしたトーストに一口大にしたハムをのっけて黄身をたっぷり乗っける。まるでエッグスベネディクトみたいな食感、味わいになるのもたのしい。アメリカ朝食の卵料理。ボイルド、オムレツ、スクランブル、フライドエッグとある中で食べ方の自由度が一番高いのはフライドエッグ。特に黄身がとろけるタイプの目玉焼きは料理でもありソースでもある、たのしい料理…、って思ったりする。

それにしても気持ちのよい場所。
料理がしっかりしているというのは当然のこと、サービスがよい。
一人で食事をしていても決してさみしくないのです。
見守られている実感がある。

トマトジュースを勢い良く、ゴクゴク飲み終えたらすぐ近づいてきて、「お替わりいかがですか?」とその手にトマトジュースがグラスの入ったグラスをもっている。コーヒーをそろそろお替わりしようかなぁ…、と思っていたらコーヒーがくる。
お客様にたのしんでいただこうという気持ちがひしひし伝わってくる。いいサービスを気持ちよく味わいお腹を満たす対価が3000円。決して高くないよなぁ…、って思って席を立ち上がる。するとボクのテーブル担当のスタッフが近づいてきて「たのしんでいただけましたか?」と聞く。よき一日がたしかにはじまる…、オキニイリ。

 

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