Experience NEVER get old!

a burgerking仕事に出かけるついでに朝食。
バーガーキングでチャチャッとすます。
この向かい側にあったフレッシュネスバーガーが、営業方針迷走の末撤退しちゃった。だからこの界隈で朝を手軽にたのしめる店はこの店くらいになっちゃった。それででしょうね。朝から仕事のミーティングという人が最近増えてきている。
ファストフードのお店の生き残り術のひとつがこういう、ビジネス客の取り込みのよう。
とくにネットワークビジネスや小さな交流会として使える場所はどこもニギヤカ。それが直接売上に繋がるかどうかは別として、ニーズあるところ商売がある。ココもそういう場所のひとつになったということ。まぁ、悪くない。
マクドナルドのカフェ的店が、そういう役目を果たしていたこともあったけれど、それらはほとんどいまや閉店。ますます時流から取り残されていっているように思っちゃう。さぁ、朝ご飯。

a bkinga bk朝食用ハンバーガーとフィッシュサンドイッチをたのんで分ける。
Sサイズのアイスティーとアイスコーヒー。ハッシュブラウンをサイドにつけて、2人で1000円ちょい手前。
いわゆるワンコイン朝食というやつですな。
朝食用のハンバーガーはバーガーキング独特の直火で調理したビーフパテにトマトにレタスにアボカド。
シーザードレッシングがかかっているというのが朝食的なアレンジなんでしょう。
パンも通常のバンズじゃなくて、コーン胚芽がのっかった朝食用のマフィンブレッド。
口の中でホツホツちらかり、情報量が多いからでしょう。分量以上の満足感じる。

a fishただシーザードレッシングがおいしすぎて肉の風味や旨みに気持ちが集中できない。普通のハンバーガーでいいのになぁ…、って思ったりする。
ハッシュブラウンはココロ潤うオゴチソウ。サクサク、スベスベ。油を食べる(笑)。

フィッシュサンドイッチは安定の味。
ココの朝食メニューで一番好きなのがコレ。
ただ、かつてはパンがくちどけの良い胚芽パンで、フィッシュフライのパン粉衣のカサカサ感が際立つ食感でより好きだった。
今のコーン胚芽がちらかる感じも悪くなく、タルタルソースやチーズも混じって、トロトロ口のすみずみ満たす。
パンと具材、ソースの一体感が濃密で、かじった途中をポンっと無造作においただけで、スクッと立つ。オモシロイ。
ちなみにココは、ビーフパテを挟んだものはハンバーガー。それ以外のモノを挟んだメニューはみんなサンドイッチ。フィッシュバーガーとかチキンバーガーが存在せぬのがアメリカ的。そろそろ仕事の時間なり。

intern experienceちなみに昨日。夜をのんびり、自宅でゆっくり。ビデオをみました。昨年の秋に公開されてて大きなスクリーンで見たかったのだけど見逃していた。
「マイ・インターン」っていう作品。

アン・ハサウェイとロバート・デ・ニーロというちょっと意外なキャスティングで、しかもアン・ハサウェイのインターンとして、ロバート・デ・ニーロが彼女が経営する会社にやってくるという内容。

若い会社がシニアの経験と知恵を借りるという設定が、今という時代らしくて、アメリカの公開時のポスターに書かれている「Experience never gets old」っていう言葉の通りと、みながら思う。
見始めたときには、「プラダを着た悪魔から毒気を引いた」映画のように感じたのだったのけど、これがなかなか。見応えあった。

彼女が経営する会社がファッションサイト。
つまりインターネットのオンラインサイトというあたらしい産業の話で当然、そこにいる人たちはみんなあたらしい価値観とライフスタイルで生きている。
それが悪いというわけじゃない。
けれど人と人とのつきあい方とか、人を敬う気持ちとか、生活をするにおいての様々のすべてがあたらしければ新しいほどいい…、ってワケじゃないのですよね。
例えば、メールでなんでもことが済むと思ったら大間違いだとか、当たり前のことなのにネット世界に生きてると忘れてしまうコトをシニアインターンのロバート・デ・ニーロが若い人たちに教えていくのですね。
みんなが変わる。
変わるにつれて、会社そのものがかわりはじめる…、という物語。

intern shirtsロバート・デ・ニーロがいいコトいうんです。
人を観察する視点が鋭い。
例えば「なんでみんなはシャツの裾をだしてるの?」とか。
ハンカチを持ったことがないというヲタ系男子に対して「ハンカチは自分のためじゃなくて、誰かに貸してあげるためにあるんだ」とか。

それを聞いた職場仲間が、どんどん紳士的になっていくのがたのもしくて、会社全体がいい方向に向かっていくんですね。
言葉遣いも丁寧で、すべてにおいて「丁寧に生きる」ってステキなコトだなぁ…、って思う。最近は乱暴な生き様の人が脚光浴びることが多くて、それじゃいけないってはっとする。

精一杯背伸びして社長としてガンバっているアン・ハサウェイが、どんなにがんばってもプラダを着た悪魔のメリル・ストリープのようにはならないところが切なくてよかったりもする。
悪い人が一人としていないドラマ。策略もなく小さな裏切りのひとつをのぞいては登場人物みんながいい人。こんな世界に生きられたらなぁ…。こんな具合を歳をとれたらステキだなぁ…、ってしんみり思った名作でした。
映画館でみるよりも、好きな人と一緒におしゃべりしながらみるとより楽しめるんじゃないかなぁ…、って思ったりもした。オキニイリ。

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