SFなのにアクション映画「スカイラインー奪還ー」

映画を観ます。
「スカイラインー奪還ー」というSFアクション映画。
2010年に公開された「スカイラインー征服ー」っていう映画の続編。

その前作は結構、話題になった作品。
10億円というハリウッド映画にしては低予算で、なのに7倍近い配収があった。
誰一人として有名な俳優は出ておらず、ただただストーリーの面白さと低予算とは思えぬCGの素晴らしい出来栄えでグイグイ、観る人を惹きつける。

ある日突然、目がさめたら宇宙船がやってきて謎の光を照射する。
それを見た人たちは、正体不明の光の虜にたちまちなって自分を失う。その人たちを宇宙船が吸い上げ、地球はまたたく間に征服されていく…、という内容。
こういう異星人から地球が征服される物語は、必ず最後に異星人を駆逐し世界が救われる…、という結果になるのが普通なんだけど、この映画では世界の終わりだけが描かれ絶妙に後味の悪いエンディングだった。

その結末が描かれるのが続編「奪還」というコトになる。

ちなみに続編は予算が倍。
…、といっても20億ドル。有名な俳優がでていないのも一作目同様で、けれどこれがおもしろかった。
これほど前作からの連続性が保たれていて、後付のはずなんだけどさまざまな設定が無理なく前作すべてがこの作品の伏線となってる映画はそうそうないって感心しました。

前作はただの「SF映画」となっていて、この続編は「SFアクション映画」になってるところも、見ればなるほど。
一作目ではすべもなくただただ宇宙人に翻弄されていた人間が、この作品では見事に戦う。その戦いの場はラオス郊外。だから後半はカンフー映画みたいになります。でもそれが良かった。
宇宙人をやっつけるのに、バンバンズドンじゃなくて、グサグサバサッ。ハラハラするしスカッともする。そして結局最後は家族、仲間が愛を感じて頑張る映画。ちょっとウルッともいたします。

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