MKでカレーリゾット作って〆る

お腹いっぱい、野菜を食べたくMKレストランにやってくる。
タイ出身のタイスキの店。日本ではhottomottoを展開している会社が運営していてユックリしたペースではあるけれど、着実に店を増やしてる。
タイスキレストランとしてではなく、日本風に「しゃぶしゃぶレストラン」と言い張ったのが良かったのでしょう。当初の店名が「MKダイニング」。それも今では「MKレストラン」とわかりやすくして、それででしょうか…、ファミリー客が随分やってくるようになった。
飲食店において、ファミリー客は安定していてやさしい王様。それにくわえてご婦人方と人気飲食店の王道顧客がやってくるのがスゴいと思う。スープもタイ風オリジナルスープの他にチゲ風、すき焼き風、とんこつ風など多彩に揃い、そこから2種類選んで楽しむことができるのもアリガタイ。

ちなみに季節のスープが必ず一種類用意される。
今の季節はカレースープ。
しかも辛さが選べるというので一番辛い激辛カレーのスープ。
それにオリジナルの鶏がらスープを選んでたのむ。
テーブルに鍋をもってきて目の前でスープを注いでくれるのだけど、作業をしているスタッフの笑顔が可愛く、そういえばちょっと前まで無表情なスタッフが多かったのに、今日は雰囲気がとても明るい。いいなと思う。

タレが3種類。
どれもオリジナルでこれがおいしい。
濃厚胡麻ダレはポッテリなめらか。
ポン酢のようなタレは醤油が中国風の甘い仕上がり。だから酸味も甘みも強くて濃密。
MKソースというここオリジナルのタレはにんにく、赤唐辛子にオイスターソースとアジアな味でこれをつけるとなんでもアジアの料理のような味になる。

肉は牛肉、豚肉、鶏肉となんでもあり。
ミンチボールのようなものも揃ってて、野菜もキャベツや大根、ニンジン、じゃがいも、スライスオニオンやベビーコーンとなかなか多彩。
フィッシュボールやエビのすり身団子。豆腐真丈のような具材も多彩にあって、肉よりそういう変わったネタや野菜を食べるのがおいしく感じる。

特に今日は季節の野菜のグリーンリーフがおいしくて沢山たのむ。
ボウル一杯分ほどのたっぷりの葉っぱがスープに放つとみるみる小さくなって、あっという間にお腹の中に収まってくれるのがオモシロイったらありゃしない。
スライスオニオンも箸でつまんで軽くしゃぶしゃぶして味わうと、甘くて食感シャクシャクで、体が潤う感じがたのしい。

しゃぶしゃぶ以外に寿司や点心も注文できるコースをたのんだ。
鍋ばかり食べてると飽きて食がすすまなくなる。
特に揚げた点心のようなパリパリとした食感が、口のリズムを整えて食欲が出る。
エビ巻揚げやエビとチーズの揚げ雲呑。
蒸して仕上げたエビ餃子。
揚げ煎餅もスパイシーなエビ味で、さすがエビ王国のタイ由来。
ニラ饅頭や里芋揚げとおそらくどれも冷凍食品。けれど保存状態と加工技術がしっかりしてればとてもおいしい。冷凍とはフレッシュの次に新鮮なんだという人もいるけれど、たしかに自然な味わい科学の力を感じてニッコリ。スイートコーンと魚のすり身をコロッケみたいにしたのが案外おいしくてパクパク食べる。寿司も随分おいしくなった。がんばってるなと感心します。

そろそろ〆ます。カレースープにリゾットセット。
生卵を一個つかってカレーリゾット。

まずは鍋の中のカレースープをキレイにします。
沸騰させて上に浮かんだアクや油をすくってとる。
そこにご飯を入れて一旦温度を下げる。
カレースープの沸騰が落ち着いてきたらしゃもじで余分なスープをボウルに移す。
この「ご飯がひたひたになる程度までスープを減らす」という一手間が、鍋の〆ご飯をおいしくしてくれるコツなのですね。
特に玉子を最後に注ぐタイプのご飯を作るときには絶対、スープを減らす。
そしてら再び強火にもどす。ブクブクスープが沸騰したら溶いた玉子を注いでしばらく放置する。白身が徐々にかたまって、カレースープがご飯の中に入ってお米が膨らんでくる。そこで火を止めボウルに移す。

実はうずらの卵をずっとカレースープの中で煮込んでました。煮込むと白身が水気を吐き出し玉子のサイズが二回りほど小さくなる。それをカレーで煮込んだご飯の上にのっけてチーズをぱらりとかける。刻んだネギを散らして完成。
いろんな素材の旨み、風味が溶け込んだカレーがおいしくご飯もトロリ。チーズが旨みや香りをちょっと洋風よりにしてくれて、なによりジックリ煮込んだうずら卵のおいしいコト。プチュンと歯切れて黄身はトロトロ。お腹が満ちた。満足す。

 

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