500円のはたはたランチに亘理のあら浜

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ランチをかねて繁盛店の視察をみんなで。柴田という町にある「はたはた」という人気のお店。
店の外観は倉庫です。脇腹に大きな穴が空いていて、そこから煙突。お勝手口が作られていて、そこをみるとやっとココが飲食店…、ってわかる感じ。
お店の中に入ると大きなカウンター。その内側が厨房で、夜は炉端焼きコーナーになるんだという。つまり居酒屋。その居酒屋のランチタイムの定食が、安くてお値打ちというので人気なんだそう。
ランチタイムがほぼおわる時間に来たのに、まだ満席でしかも次々、新しいお客様がやってくる。一階部分はまだ満席。2階にお上がりくださいと言われて上にあがったら大きな座敷が半分以上埋まってる。

hata-ryourihata-500近くに大学があることもあり、若い人たちがかなり目立って食事をしてる。
地方に来て、若い人たちがたくさんいるこういう景色。
珍しいなぁ…。
メニューを見ると目玉ランチが500円の日替わり定食。
焼いた魚や野菜炒め。
天ぷら、フライとあれこれ料理が全部で30種類ほどある。
ランチだけに使える回数券まで用意されてて、それこそ毎日、ココにやってくる人も結構いるんだろうなぁ…。

まず日替わりランチ。
天ぷら定食、鶏の唐揚げを選んでたのむ。
ちょっと待ちます。
10分ほど。
続々料理がやってきて、テーブルの上がニギヤカになる。お膳の上のお皿の上もなんともニギヤカ、ボリュームたっぷり。
天ぷら定食は800円。鶏の唐揚げは600円と、どちらもほどよい値段でしかもそれぞれ美味しい。ちょっとビックリ。
日替わり定食に至っては、サーモンフライに千切りキャベツ。鯖の味噌煮に鶏の卵とじ。もやしのナムルにご飯に汁。お腹いっぱいになるのに十分。しかもひとつひとつの料理がしっかりしているところにまたビックリ。

hata-napoメニューの中にナポリタンとか、明太子のスパゲティーとかがあって思わずたのんでしまう。
ほぼ毎日来ているような人にとっては、たまにこういう料理も食べたくなる。
飽きずこられるようにと、こういう気配り。
しかも値段が600円。
ちなみにその値段でついてくるのが、サラダに味噌汁。
スープじゃなくて味噌汁っていうのが居酒屋的で気持ちがホっとする。

やってきたナポリタンがまた普通のナポリタンというのにちょっとホッとしたりもするのですね。
具材はベーコン、缶詰マッシュルームに玉ねぎで、刻んだ玉ねぎ、ニンジンを炒めたところにケチャップぷちゅっ。あとは炒めて出来上がりという、喫茶店的ナポリタン。いいなぁ…、こういうお店が近所にある生活。
食事を終えるとデミタスカップにコーヒーがサービスです…、ってやってくるのもいたれりつくせり。みんなで感心。席を立つ。

 

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arakawa1arakawa2それから移動。一山越えて亘理に向かう。
震災のあとの津波で町のほとんどが見ずに使って被災した。
そのエリアに近づくと、同じ形の真新しい家がズラリと並んでいたり、真新しいチェーンストアが道路を挟んでキレイに並んでいたりして、自然にできた町とは違った不思議な景色にちょっとたじろぐ。

そこにかつてあった繁盛店。
「あら浜」という寿司とはらこ飯が美味しいお店が被災して、スッカリ建物がなくなっちゃった。
仙台にしばらく移転して商売してて、やっともともとあった場所にお店を作って先日、再開業。行ってみようよ…、と訪ねていった。
盛土をし、道路、駐車場からひときわ高い場所に作った平屋の建物。大きな暖簾が風にたなびき人の気持ちを誘うよう。希望に満ちた景色であります。

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昼の営業の終わる準備をしてらっしゃった。だからお出しできるものははらこ飯だけなんですよ…、と。それで本日二度目のはらこ飯となる。
ちょっと甘めの炊きあがりの飯。
鮭にいくらと、見た目は同じはらこ飯。けれど鮭の煮方やいくらの味付け、ご飯の固さとお店、お店で違って個性があるのがたのしい。
鮭のアラを炊いて作ったアラ汁が濃厚味で、はらこ飯の旨み、風味を引き立ておいしく感心します。出来上がったばかりのお店もすがすがしくて、がんばって…、って思って帰る。おやつどき。

 

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