3rdバーガー、嫌な予感の広東麺チャーリー

3rdバーガー。表参道からはじまって今は6店。
西新宿の店に来てみる。2年ぶりくらいかなぁ…、パッとしない店と感じてずっとくる気がしなかったけどどうなってるんだろうと思ってまたやってきた。
マクドナルドに代表されるファストフードが第一世代。
ダイナーレストランなどで売られる1000円オーバーのハイエンドハンバーガーが第二世代。
そのどちらでもない日常プライスの上等ハンバーガーが第3世代という位置づけらしい。「バンズの発酵から焼き上げまで店内仕込み。肉も店内でミンチにするし野菜も店内でカットする。本当にフレッシュなハンバーガーがここにあります」っていうのが謳い文句なんだけど、それをワザワザ言わなきゃいけないほどにハンバーガーって工業製品に近い料理になっちゃったんだなぁ…、って思う。

店はおしゃれです。
愛を語り合える店…、って感じ。
広々していて自然派のインテリアもいい雰囲気で居心地がよい。
しかもセルフサービス。いい意味でお客様をほったらかす店です。
そういう店につけこむのが、ネットワークビジネス系の人たちでボクの両隣が怪し気なナニモノかをしきりに売り込む人たちだった。
愛を語らう店はお金に対する愛をぶつけ合う店でもあるんだと思ったりした。なやましい。
アボカドわさびバーガーを注文。小松菜のスムージーとフライドポテトをサイドに添える。このスムージーがぽってりなめらかで、小松菜の青い香りに軽い渋みがおいしくて、胃袋の入り口がポンッとあくような味。オキニイリ。

ハンバーガーをパクっと一口。パンはサクッと歯切れてクシュッと一瞬縮む。口の中に飛び込んだ途端にポワンっと膨らんでもとのふかふかした食感に戻って口を満たす感じがまずおいしい。
アボカドは半分に割り種を抜いた半分分をそのままドサッと使ってる。種を抜いたところがそのまま空洞になっているのが見て取れる。レタスたっぷり、わさびの香りがフワッと漂う。
特徴的なのがパテの硬さ。ハンバーグのパテというより肉の歯ごたえで、それを狙っているんでしょうけどみずみずしさがまるでなく、そうかこの前食べて感心しなかったのはこの食感だったんだなぁ…、って思い出す。好き嫌いもあるだろうけどやっぱり苦手で全部食べるのに努力が必要。しょうがない。

 

関連ランキング:ハンバーガー | 新宿西口駅西武新宿駅新宿駅

 

ハンバーガーだけではお腹がいささか心もとなく、それで近所の広東麺チャーリーにくる。
10年以上の時を経て、一旦途切れた伝統の味を復興した店。
渋谷にあった前のお店が大好きで、なくなったのをずっと寂しく思っていたからここのお店の開業はよろこび格別。贔屓しようとこの一ヶ月でもう3回目。
ところが今日、やってきてみてちょっと悪い予感を覚えた。
お店の入り口脇の看板が開業当初と変わってて、パーコーメンとかチャーシューメンとかをアピールするようなものになってた。以前は「トンミン」推しでした。
具材を別添えにして蕎麦でいえばかけそばみたいなスープ麺のシンプルにして上等な味を心置きなく堪能できる提供方法…、それがトンミン。それこそ独特でそれこそ初代のお店の売り物だったのにそれを引っ込めどこにでもあるトッピングスタイルのラーメンを売り物にする。

たしかにわかりやすくて売りやすい商品だからおそらく一気にお客様を増やしたくってそれらを推すことにしたのでしょうネ。それが果たしていいことなのか、それとも売りたいものを我慢して売れるように努力しなかったことを先々後悔することになってしまうのか…、いささか微妙。
ためしにパーコーメンをたのんでみました。
スープはスッキリすきとおり、パーコーがのったぐらいで揺らぐことはなく昔ながらの味を堪能できる。極細で軽く縮れた麺も清楚で歯ざわりよくてスープの最後の一滴までを飲み干せるほどに上等な味。
工夫をすることも大切だけど、自らの良さをわすれることなくひたすら同じを繰り返す我慢も必要…、って思ったりする。むつかしい。

 

関連ランキング:ラーメン | 新宿西口駅西武新宿駅新宿駅

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。