龍の巣で喋って焼いて食べて笑った、誕生会

今日は2月、3月生まれの友人たちの合同お誕生会をしようと集まる。
焼肉を心置きなくたのしみましょう…、と集まった場所は歌舞伎町の「龍の巣」。近所の東京進出一号店はいつも予約でいっぱいで特に4人以上になるとなかなか入れない。新しくできた歌舞伎町の店は席数が多いということもあるのでしょうね…、よほどのことがなければ予約がとれる。
肉も一緒。たれもおんなじ。当然メニューも値段も同じなのになんで混んでる店に人は集まるんだろう。人の人気に乗っかって安心したい群集心理?って思ってしまう。
たしか小さな店の方が美味しく感じるもので、けれど今日はご機嫌な仲間が集まり楽しく焼くのが目的だから、テーブルが大きく快適な店がありがたい。
まずは刺身の盛り合わせ。白センマイに牛たんにハツ。コリコリ、ネットリ、プルプルと食感違いを楽しみ乾杯。肉を焼く。

そういえばこの店は炭じゃなくてガス。網じゃなくて鉄板。一号店の方は炭で焼く店だからそれもおいしく感じる理由かなぁ。ただ脂よりも赤身がおいしい肉はタレをまとわせ、鉄板の上でガスで焼くのがふっくらとしておいしく感じる…、とボクは思う。それがこの店も好きな理由の一つかも。
厚切りの牛たんにイチボ。こんがり表面だけ焦がして焼き上げ端がそっくり返ったところで塩をつけてパクっ。表面サクサク、噛んでるうちにネットリとしたレアな感じが味わえる。特にこんがり焼けたイチボの脂のとろけ感…、ウットリしちゃう。
赤身のおいしいクラシタはタレをたっぷりまとわせ焦がす。焼肉の匂いってやっぱり焼けたタレの匂いだなぁってしみじみ思う。茹でたソーセージをカリカリに焼き爆ぜる肉汁を心置きなくたのしんでやる。

それからホルモン。
脂をほどよく落としてキレイに掃除したシマチョウ。
それから上ミノ。
どちらも塩を揉み込んでほどよく下味をつけたもの。
牛脂を鉄板に塗り込んで焼くとシマチョウはチュチュっと縮む。縮みながら旨味を閉じ込めおいしく仕上がる。
ミノはふっくら。表面カリッと仕上がるけれど噛むとクニュっと粘ってとろける。おいしい貝の紐を食べてるみたいな食感。力みなぎるおごちそう。
裏ハラミっていうこの店人気の肉を焼く。丼の中にたっぷりのにんにくとタレをひそませハラミを乗せる。ネギと一緒にぐるぐるかき混ぜ、それをこんがり焼いていく。にんにくが焦げてく香りがおいしくて、口に含むとこれぞ焼肉って香りがしてくる。鉄板の上でにんにく混じりのタレが沸騰していってそこに肉の脂が混じってその沸騰がどんどん大きくなっていく。肉を焼いてる醍醐味を感じてニッコリ。今日も上手に焼けました。

肉を焼いてお腹におさめ、〆にもつ鍋。黒ゴマと牛ホルモン、赤唐辛子と牛カスをキャベツの上にドサっとのっけてネギにニラ。醤油漬けにしたニンニクがゴロゴロ転がり、炊くとゆっくりキャベツが水気を吐き出してくる。そして気づけば土鍋の中が潤って具材が渾然一体となる。
キャベツの甘いことにびっくりします。牛もつの脂の甘味やカスの香ばしい風味をみんな吸い込んで、これがキャベツかって思わされるほどにおいしく箸がどうにも止まらない。
具材を全部食べたところで雑炊セット。ご飯を入れてしばらく炊いて余分な汁をアクと一緒にすくいとり、ご飯がひたひたに浸かったところにザックリ混ぜた卵を流す。白身がふつふつ、固まり始めたところで火を止め器に装う。ネギと海苔をたっぷりかけてハフハフ食べると、鍋の中の味わい、風味がもれなくお腹の中に収まる。会話もはずんだ…、おごちそう。

 

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