雨の日の雲呑麺。地味なのに華やかなフランス菓子

今日は朝から本当の雨。肌寒さすら感じる「ラーメン日和」。
熱々の料理を食べても汗をかかずにすむからと、飯田橋にある「中華そば高はし」にやってきてみる。
昔、水道橋にオフィスがあった頃に時々食べに来ていたラーメン。ワンタン麺がおいしくて、ひさしぶりにそれにする。
ご主人のフェンシングの選手のような前傾姿勢から繰り出される、華麗な麺の湯切りにスープ張り。出来上がったワンタン麺のスープの上には熱い脂の層がただよい、ずっと熱々。
細めの麺がスープをたっぷり手繰り上げ、分厚いチャーシュはスープを吸い込みホロリととろける。一個丸ごと含むと口の中から溢れそうになるほどに大きなワンタン。中には生姜風味の豚ひき肉がぎっしり包まれムチュンと歯切れる。涼しい今日でも汗をかく。ネギがたっぷり浮かんだスープを飲みはじめると止まらない。全部飲むと体の心配をしなくちゃいけなくなるからようよう我慢で腹いっぱい。

 

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飯田橋から東西線で一駅移動。神楽坂駅でおりてちょっと歩いたとこに「オー・メルベイユ・ドゥ・フレッド」っていう店がある。
フランス菓子の専門店で、黒い箱のような建物に大きな窓。窓の向こうにはシャンデリアと、華麗で豪華な空気が漂う。
ショーケースの中や上にはお菓子が並ぶ。
厨房の中で働いている人も、そとでサービスする人もほぼフランス人という徹底ぶり。
もともと神楽坂から市ヶ谷にかけてフランス大使館関係の施設が集まるエリアでブラッセリーやビストロが目立ってた。そんなところにお菓子のお店。
パリに本店。そこで生まれた「メルベイユ」ってお菓子がメインの商品で2階のカフェで早速試す。チョコやチェリー、シナモンなどなど6種類のフレーバーがあり、キャラメルとヘーゼルナッツを選んで食べた。

焼いたメレンゲとホイップクリームで出来上がっている、姿はモンブランみたいな感じ。
焼きメレンゲと聞くと硬いのかと思うけれど、スプーンをあてるとあっけないほどススっと入る。
しかも軽くて口に含むとフワッととける。
溶けながら焼けて砕けたメレンゲがサクサク壊れる。なめらかな溶け心地と乾いた感じが混じり合うにぎやかな食感独特。
メレンゲの甘さは上品。乳脂肪分の高いクリームが口の中でバターのようにふるまう感じに、あぁ、体に悪いんだろうなぁ…、と思うもあっという間にお腹に収まる。一個たったの320円。もしかしたら全種類並べて食べられるかもしれないなぁって思ったりした。オキニイリ。

そしてもうひとつ、チョコチップブリオッシュをたのんでみた。680円だったかなぁ…、やってきたのがびっくりするほど大きかった。
手に乗っけてみると手のひらよりも大きくて、そのまま帽子になっちゃいそうなサイズ感。
空気含有量がちょっと少なめ。だからずっしり重たくて表面がちょっとペトっと濡れた感じ。ちぎって口に含むと一瞬、口の水分を持ってくのだけど、水分含んでとろけてはじめるとあっという間に消えていく。シュワッととろける感じがごちそう。なによりチョコチップのチョコがビターで酸味がくっきりしていておいしい。
メルベイユにしても派手ではないけどおいしくなにより程よい値段。いいじゃないのと思います。

 

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