陸前高田の蕎麦、ラーメン

陸前高田にやってきました。
奇跡の一本松を残して、街の一切合切が海に持って行かれてしまった街で、未だに街のほとんどが土壌改良の真っ只中。しばらく街を走っているとたちまち車が砂まみれになる。
復興のまず第一歩と商業施設が作られている。中心施設は飲食店でどこもニギヤカ。生活に日常感をとりもどすために食、特に外食の果たす役割は大きいんだなぁ…、としみじみ思ったりする。
「やぶ屋」という蕎麦屋を訪ねる。一番の売れ筋というのが天ざる。仕切りの入った器に天ぷらとそば。キリッとしめられみずみずしい麺。タレが甘くて甘い味好みの岩手県にやってきたんだ…、としみじみ思う。

ボクはカレーそばを選んでたのんだ。とろみのついたカレースープを蕎麦にかけて仕上げるタイプ。カレー辛さはほとんどなくて、甘くてスッキリした汁にカレーの香りがついている…、って感じの仕上がり。
食べてるうちに徐々に口やお腹があったかくなる。
半分量の丼が多彩に揃っているのが特徴。「半たぬき丼」が気になってたのんでみたら天かすを玉子でとじてご飯にのせたもの。玉子がちょっと半熟気味で出汁がこれまた甘めの仕上がり。半分ほども食べたところでカレーそばのカレースープをたっぷり注ぐ。そしてザブザブ。出汁でとじられた玉子の甘さに天かすのコク。カレーの風味がひとつになって、これやおいしいや…、とハマっちゃう。

 

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それから近所でもう一軒。中国料理の繁盛店があるというので二度目の昼食。
「みつわ飯店」という店で、一品料理から麺にご飯、それから餃子と手軽なゴチソウがメニューに並ぶ。
お店で働いているのは女性が中心。ホールでサービスをしているおばぁちゃんたちの合計年齢推定240歳!…、みんな元気でニコニコしてます。そう言えば「やぶ屋」も厨房の中で蕎麦を茹でてる男性を除いてみんな女性でござった。
いろいろたのんでみんなで分ける。ルースー麺という豚肉の細切りともやし、筍を炒めてとろみをつけた上具を醤油スープとともに麺にかけたもの。とろみが強くてずっと熱々。
もう一種類はラージャンチャーシュー麺。赤唐辛子の粉がタップリ入ったスープがヒリヒリ辛くどっしりとしたスープの味をおいしくさせる。

あんかけ焼きそばをたのんでみると茹でた麺をこんがり焦がして焼いたのにタップリのあん。ルースー麺もそうだったけどここのあんのとろみが強くて食べごたえがある、オゴチソウ。
炒飯はよく焼かれててご飯がパラリと口でちらかる。ラードの甘み、そしてツヤ。噛んでるうちに口一杯がツヤツヤしてくる。これでビールを飲んだら旨いに違いなし。
餃子焼き器を交換したばかりでまだ慣れてないんですとちょっと焦げてしまった餃子。大きなモノが8個でなんと一人前。野菜と豚肉のあんはたっぷり、ニンニクの風味が強くていかにも餃子!って感じの味わい。
それにしてもボリュームたっぷり。杏仁豆腐をたのんだら、大きめの茶碗ぐらいある器にたっぷり。缶詰パイナップルが小さく見えてしまうほど。この店が近所にあったら通うだろうなぁ…、と思ってさてさて移動する。

 

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