長春館で昼のヤキニク

昼も結局、新宿の東側。二丁目と三丁目の間に位置する「長春館」にやってくる。
ランチタイムには一階から三階までがあっという間に満席になる人気のお店。ランチどきが終わったタイミングでそれでも次々、お客様はやってくる。
一階の奥。おひとりさまで賑わうカウンターを眺めるテーブルをもらって食べる。
テーブルの上に天井から筒状のダクトが降りてきててその下にステンレスの丸いトレー。注文終えると厨房から熱した炭を入れた器が運ばれて上には網。昔ながらを感じるスタイル。
店のそここから煙があがる。ダクトがあるけど位置が高いので焼ける肉から吹き出す煙が渦まきながら筒の中へと吸い込まれていく。店の中がおいしい匂いで満たされていて、お腹がなります。腹が減る。

昼は手軽な定食がある。弁当箱の中に肉。サラダにキムチ、もやしのナムルが収められてて、ご飯とわかめスープがついてひと揃え。ロースやカルビ、手頃なものでは豚バラ肉や鶏肉なんかが揃ってる。
ハラミとロース、どちらもそれぞれ肉大盛りでお願いし、辛味噌カルビっていうのがあってそれをひと皿。2人で分ける。
キレイに形が整えられた肉の姿にウットリします。ハラミとロースは醤油ベースのタレをしっかり揉み込んで、辛味噌カルビには青唐辛子がパラリとちらかる。焼く前からおいしそうなところがステキ。

一枚、そしてまた一枚と丁寧に焼く。
肉の状態がよくて噛むとじんわり肉汁が滲んででてくる。
噛みごたえがよく、焼けた脂のおいしいコト。
そしてなによりタレがおいしい。
肉に揉み込まれたタレもおいしいのだけれど、テーブルの上に置かれた辛味噌。
青唐辛子と赤唐辛子、にんにく、エゴマの辛味に香りに風味がおりなす深い味わい、おいしさにウットリしながらパクパク、もぐもぐ。
タレをトプッと漬けてご飯に乗っけてパクリ。パクリパクリと続けていくとご飯の上はタレまみれ。肉の脂に焦げた香りもご飯についてご飯だけを食べてもおいしくなっていくのにニッコリします。

それから冷麺をひとつたのんで2人でわけた。
ここの冷麺…、おいしいのです。牛骨スープがどっしりおいしくそこにきゅうりの酢漬けや白菜キムチ、蒸し鶏をせせった肉がたっぷりくわわる。麺は盛岡冷麺ほど太くなく、韓国冷麺ほど細くなくほどよき太さで噛みごたえ。チュルチュルなめらかで肉の脂で疲れた口をスッキリさせる。
焼いたネギとハラミをのせると焦げた香りと脂がまじってスッキリ冷麺にコクがでる。ハラミを冷麺で巻くようにして一緒に食べるともう得も言えぬおいしさでチュルチュルもぐもぐ。そういえばお酢で酸味を加えなかった…、って思って急いでお酢そそぐ。満たされました…、肉の昼。

 

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