野菜を食べるそば

手軽に野菜でお腹いっぱいになることに難儀している…、ってブログに書いたら「いわもとQ にやさいたっぷりの蕎麦があるよ」って友人が教えてくれた。
東京に3店舗あるセルフそばの店で、歌舞伎町の店にはタナカくんともよく言った。
24時間営業で注文してから茹でてくれるから、ちょっと時間はかかるのだけど間違いのないおいしい蕎麦がたのしめて、重宝してた。
ひさしぶりです。
ブログで調べてみたら「スカイウォーカーの夜明け」の公開3日目に来たのが最後で、つまり2年前の12月。天ぷらがおいしい店で、そのときはイカの天ぷらと鶏天をたのんで二人で仲良く食べた。
メニューは多彩です。券売機の横に大きなメニューボード。ほぼ天ぷらがらみの商品で、野菜のそばを探してみたら…。

あった、あった、ありました。
名前もストレートに「野菜たっぷりそば」540円税込みなりで食券買った。
まだまだランチのピーク前。
厨房の中にはひとり。ワンオペっていう状況です。
けれど悲壮感が漂わないのは走り回らなくてすむコンパクトな厨房で、流れるように仕事ができる環境だから。
麺を大きな湯槽に落とし茹でたら氷水にザザッと放つ。よく洗いキリッとしめザルに移してお湯に再び浸して麺を温める。湯煎していた汁を手鍋にとって温めて、湯切りした蕎麦を器に移し熱々の汁をざざっとかける。
茹でた野菜を乗せて仕上げる。出来上がり。見事な仕事に見惚れていました。BGMがクラシックというのも気持ちが落ち着く要因だったのかもしれず、店に入ったときにはショパンの別れの歌がかかってて、ちょっとウルッと来たりした。

さて商品。野菜はかなりたっぷりで、もやしにキャベツ、ニンジンにネギ。下に蕎麦が入ってなければタンメンみたいに見えてくる。香りは出汁の香りですから目をつぶれば蕎麦だとわかる。
茹でた野菜です。しかもシャキシャキ感を残した仕上がり。だから顎をしっかり使って食べることになる。野菜を食べるようになってから、自然とよく噛んで食べるようになったなぁ…、ってしみじみ思う。細くて端正な仕上がりの蕎麦はスルスルお腹に流れ込んでくるからその食感のコントラストがまたおいしい。
野菜の下にたっぷり天かすが仕込まれていて、これがなかなにいい仕事をする。油の風味とコクが野菜をまるで炒め野菜のように思わせて食べごたえを生むんですネ。食べ終わったとき「野菜を食べた!」って実感がわくなかなかたのしい一品で、でも蕎麦がちょっと負けてるのかなぁ…。それもまたよし、オキニイリ。

 

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昨日作ったペペロンチーノキャベツの残りを使ってひと品。
小さなツナ缶をひとつあけ、キャベツとあえる。
軽く搾って一晩休んだキャベツの水気やツナ缶の油を落として、器に移す。胡椒をたっぷり。出来上がり。
キュウリはキュッキュと歯茎がくすぐったくなるようなたのしい食感。ツナの旨味でコクも出る。
ツナ缶って食材であると同時に調味料でもある、あると重宝な食材で今日も魅力を堪能します。胡椒の香りもおゴチソウ。
昼の野菜たっぷりそばも良かったけれど、蕎麦の世界で野菜たっぷりといえばけんちんそばがあるだろう…、と作って食べる。ごぼうにれんこん、ニンジン、こんにゃく、大根にネギを散らして野菜たっぷり。蕎麦との相性はやっぱり抜群。胡麻油の香りとコクでお腹あったか。満たされる。

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