赤いチャーシュー麺、チェリーいただくドーナッツ

ビル建て替えのために閉店したたいめいけんが仮店舗にて営業再開。
ひさしぶりにやってくる。
たいめいけんといえば「たんぽぽオムライス」が有名だけど、やっぱりオムライスは薄焼き卵で包んでほしい。
百貨店や駅ナカの「三代目たいめいけん」は包む系オムライスがおいしくてそこでほとんどのことは事足りた。だから本店は洋食レストランとしての魅力をそれほど感じることはなかった。
けれどかつての本店にはラーメンコーナーがあってそこのチャーシューメンが大好きでタナカくんとたまに来ていた。甘くてキャベツがザクザク壊れる食感がたのしいコールスローを食べながら「これで50円なんだからたまらないよね」なんて言いつつメインを待ったもの。仮店舗にはラーメンコーナーはなくレストランで背筋を伸ばしてチャーシューメン。

ステンレスのお皿の上に大きな丼。醤油の色がバッチリついた透明スープに油がキラリ。表面が真っ赤に染まったチャーシューが蓋するように麺を隠して、メンマにスナップエンドウ、そして海苔。香港の食堂でチャーシューメンってたのむと出てくるような姿がまずおいしい。
動物系の香りに醤油の風味。スープの味はどっしりしていて、けれど必死においしさを追求した果ての今のラーメンに慣れた舌にはものたりない。
そのどこか足りないところがこのラーメンの魅力のひとつで舌が一生懸命足りないなにかを探して結果、麺の風味やチャーシューの旨味を探し当てるワケです。さっくり歯切れる豚肉がほぐれてとろけて豚そのものの味わい、旨味が口に広がる。スープで煮込んだメンマも味がキッパリしてて細くてザクザク歯切れる麺も心地よい。スープに混じった脂の味もキレがよく、ラーメンなんてこれでいいんだってしみじみ思う。なつかしい。

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日本橋の小伝馬町寄りに去年できたカミサリーってフードコート。
コーヒー、ドーナツ、スライスピザにメキシコ料理とちょっと変わった、けれどそれぞれが実力派の店を集めた施設にひさしぶりに来る。
一時期の熱狂に似た混雑ぶりはなくなりました。ほどよくニギヤカ。
SNSにバエ写真を投稿するのが目的の人たちが来なくなったけど、しっかり地域に根ざして健全な営業が続いてる…、っていい状態。それが証拠に近隣のサラリーマンがテイクアウトで利用したり打ち合わせをしていたりする。こんな場所が家や会社の近所にあるってステキだもんなぁ…、ってしみじみ思う。うらやましい。

チガヤベーカリーのドーナツ食べる。
前回来たときに食べて仰天するほどおいしくて、そっと記憶の扉を封印したの(笑)。
ひさしぶりに来て愛らしいその表情に封印解けて一個買う。
コロンと揚がった生地に細かなグラニュー糖。ホイップクリーム、さくらんぼのシロップ漬け。生地はみっちり詰まった食感。なのに口の中であっという間にとろけてトロンとなめらかになる。カスタードクリームとホイップクリームがたっぷり充填されていて、それがとろけに拍車をかける。生地はほどよく塩がきいててグラニュー糖やクリームの甘みをキリッと引き立てるのもオゴチソウ。
ニューヨークスタイルのスライスピザのトマト、オレガノの香りを嗅ぎつつ食べるドーナツ。あっという間にお腹に収まり、残ったホイップクリームを舐め舐めアールグレイで口を潤し気持ちをリセット。最後にカプッとさくらんぼを食べて席を立ちました。

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