薄切りベーコン一枚はソーセージ一本に値する…。

ベルクに来ました。
一ヶ月ほど前にきたときは2つある出入り口のひとつに古着がハンガーラックに吊らされ出入りを制限してた。
今日はドアを開けっ放して布ののれんが下がってた。
換気の確保ということなのでしょう…、なんだかほのぼのしてみえる。去年の緊急事態宣言のときからはじまったマルシェは今も建材で、セロリの青々としてたくましい様にニッコリします。
ここしばらくずっとビッグドッグを選んで食べてた。トッピングをあれこれ変えてためしてみて、結局、チーズチリソースかけにまさるものなしの答えを得たような気になった。それで今日はいつもと違ったものにしようとベーコンドッグを選んでたのむ。相変わらず駅ビルの集中レジは動いてなくて、手計算で現金決済。それでも笑顔で頑張る様子に応援したいなぁ…、って感じる。

なじみの店が開いていること。気軽に利用できるお店がずっと気軽であってくれること。そういう普通が普通のままであってくれることって、特に今の時期にはこれほどうれしくステキであること。噛みしめながら遅めの朝を、さぁ、食べる。
ここのホットドッグにも使われている、がっしりと表面硬いドッグロールに焼いたベーコンが一枚と生の紫タマネギのスライス。粒マスタードが塗られているだけのシンプルさ。
パンに比べてベーコンの量が少ないようにどうしても感じてしまう。ソーセージのボリューム感と比しても圧倒的に薄っぺらだし、どうなんだろうと思って一口食べてみると、なんのなんの。口をひんやりさせる脂の甘みに香り、燻製された風味豊かな味わいが口いっぱいに広がっていく。

ベーコンスゴいぞ!って声をあげたくなるオゴチソウ。
セットプレートにしてもらう。
スイートコーンにレタスの葉っぱ。
茹でた卵が半分にポテトサラダがついてくる。
ベーコンドッグに一緒に挟んで食べてみる。
どうみてもベーコンよりも他の具材がたっぷりしているように見え、なのにどこをどうたべてもベーコンが主役に感じる。
もちろんゆで卵のすべすべとした白身やとろける黄身の食感、ポテトサラダのねっとり感にスイートコーンのサクサク砕ける感じはおいしい。けれどゆで卵もベーコン風味の卵の味だし、ポテトサラダもベーコン味。ベーコンって…、しかもおいしいベーコンってこれほどまでに味わい深くて濃厚なんだって再確認。

アイスコーヒーをお供にもらう。ポーションミルクを一個注いで味がちょっとづつ変わっていくのをたのしみ食べる。
入り口脇にコールドショーケースが置かれてて中に甘いものが並んでる。今日はプリンアラモード。しかも佐藤錦を一個添えたのが置かれてて、〆のご褒美に買って味わう。
ちょっと硬めの好みの食感。カラメルソースはやさしい味わい。ゆるめだけれどたっぷり添えられた生クリームにピンクペッパーが彩り、食感、香りを添える。なにより佐藤錦のおいしいこと。シロップ漬けのクチュっと潰れる感じもおいしいのだけれど、カリッと砕けてその瞬間に口の中に酸味や甘み、香り、そしてみずみずしさがやってくる生のさくらんぼうはやっぱり格別。オゴチソウ。

 

関連ランキング:カフェ | 新宿駅新宿西口駅新宿三丁目駅

コメント

  1. ヨウコ

    気軽に利用できるお店がずっと気軽であってくれること。そういう普通が普通のままであってくれること

    本当にそうですね。
    今はどこのお店もあまりにも大変すぎるので、普通に営業して下さるだけで、感謝です。
    行きつけのお店がどうかこのまま続いてほしい、と祈りにも似た気持ちになりますよね。

    • サカキシンイチロウ

      ヨウコさん
      休業が続いていると大丈夫なんだろうか…、ってハラハラしちゃいます。
      と言って何ができるわけでなく。
      本当に悔しくなっちゃいますね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。