荒木町の遊猿、麻婆豆腐に油淋鶏

今日は午後遅くから仕事のスタート。午前中を家でのんびり、近所でランチを食べることにする。
「遊猿」という中国料理のお店のランチ。
来年度版のミシュランでビブグルマンに選ばれたということで、夜は絶望的に予約が取れなくなっちゃった人気のお店。自由な発想で作りだされる遊び心あふれる料理は確かに独特。ここに来ないと楽しむことができない料理に必ず出会える。
ランチは予約はとらず近所の人たちでにぎわるお店。
店の一角に料理を並べて、選びたい放題、取り放題というのも人気で並ぶ料理は10種類ほど。特別変わって見えないんだけどどれもが独特。
例えば紫キャベツは山椒の粉がアクセント。ヒリヒリしびれる感じがキャベツの甘みを引き立て食欲わかす。ニンジンのラペは苦味がたのしく、油通しして黒酢に漬けた茄子はすっきり、ネギ油で仕上げたトマトはトマトなのに中国料理の味がする。

5種類ほどのメインは厨房からできたてがくる。
麻婆豆腐と油淋鶏を選んで、分け合う。
麻婆豆腐は独特です。
煮込んで仕上げたような出来栄え。豆腐の芯まで味が入って仕上がっている。
一口目には甘く感じる。
ところが食べてるうちにどんどん辛味が体の中に溜まってく。
舌は辛くないんです…、若干しびれる程度なのにお腹が徐々に熱くなり、気づけば汗が吹き出している。プルプルなめらか。ところがしっかり水気を吐き出し煮上がった豆腐は箸でつまめるほどに頑丈なのがまたおいしい。
鶏の大ぶりのもも肉をバリッと揚げて甘酢のタレをかけて仕上げた油淋鶏は、まずその鶏の分厚いコトにうっとりします。時間をかけてこんがり揚がっているのに肉はふっくらやわらか。ご飯がすすむおゴチソウ。

揚げた鶏の下にはたっぷり生野菜。揚げた油が溶け出した甘酢をまとってシャキシャキおいしい。熱々の揚げ鶏をのっけたことで若干、しんなりしたとこもありそこはまるでおひたしのよう。
ご飯をお替りしたくなるほど。
実はここのバフェに用意されてるスパゲティーがおいしいのです。硬めに茹で上げたスパゲティーを油で炒める。中国風のたまり醤油とスパイス少々。具材は小松菜少々で、それ以外は赤唐辛子で辛味をつけただけなんだけど、歯ごたえたのしくずっと食べていたくなる味。麻婆豆腐と一緒に食べるとまた乙な味。オキニイリ。
白菜とえのきをたっぷり加えて炊いた味噌味スープがまたおいしくて、すごく得した感じがするのがありがたい。今度は夜にと思う昼。

 

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どっしり辛い麻婆豆腐で燃えるお腹をかかえてテクリ。
おいしいコーヒーでのんびりしましょうとオールシーズンズコーヒーによる。
出来て二ヶ月。
すっかりおなじみさんがついてるようで、なによりコーヒー豆を買って帰る人が目立って多い。テイクアウトをする人たちも少なからずいるようで、表通りではあるけれど、目立たぬ小さなビルの2階にあっての繁盛。
コーヒーの力はすごい…、ってしみじみ思う。
先日はじめて食べてたちまち気に入ったオレオチーズケーキをたのむ。
オレオクッキーを砕いた生地にチーズのフィリング。上にオレオクッキーをそのまま乗せて仕上げたケーキ。酸っぱく甘くほろ苦く、ザクッと砕けてとろりとろけるめくるめく味。やっぱりおいしい。
ビターで自然な甘みの冷たいラテで口もお腹もスッキリします。BGMで流れるホール・アンド・オーツもステキ。いい感じ。

 

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