茶碗蒸しに小倉トーストで始まりました…、岐阜の朝

岐阜で朝。
不思議なほどに温かく、目が覚めたら布団が床に落ちてたくらい。
起きた途端にクシュンと鼻水。
くわばらくわばら、風邪を引いたら一大事。
朝のお腹をあっためる。
ホテルのバフェでまず軽く。
…、とはいえ昨日のゴチソウがまだお腹の中にあるようで、ご飯をよそおわず、茶碗に軽くオニオンスライス。
スイートコーンとハムをのっけて軽く醤油をかけまわす。
スライスオニオンの軽い辛みで目が覚めて、プチプチはぜる甘いコーンで口が目覚める。
コーンポタージュでお腹をあっためお水をゴクリ。お迎えくるまでコーヒーのんでぼんやりします。やっぱり日差しもあったかい。

お迎えがきて喫茶店にて今日一日の打ち合わせ。
コーヒーたのむともれなくモーニングセットがついてくるのがこの地方の当たり前。
本格的な朝食となる。
ポポラートという最近、オキニイリの喫茶店。
地元に根差したのんびりとしたのどかな店で、入り口入るとお客さんたちが持ち込んだ季節の野菜や果物が売られてる。
売ろうとまるでしておらず、置かれているだけ…、なのにこれが案外売れてて、商売っけがないということが魅力的に見える時代をしみじみ思う。お客様は見事にシニア。いつきてもボクらがダントツ、最年少というのが今の喫茶店という業態の置かれた位置をみるようでもある。

もしかしたら彼らの寿命と店の寿命が同じなのかもしれず、それもまたよしなのかなぁ。
…って思ったりもする。
時代につれて人は変わる。
人が変われば飲食店のありようも変わるものです。
もったいないけどしょうがない。

厚切り食パンが半切れ分。
バターを塗ってトーストし、半分あんこがのっかっている。
千切りキャベツがメインのサラダと茶碗蒸し。バナナがついてひと揃え。
茶碗蒸しがつくのが岐阜式モーニングの特徴。なめらかで熱々で、卵料理でもあり汁のようであって朝のお腹にとてもやさしい。それにしてもこんなにやさしい卵料理って世界のどこにあるんだろう…、って茶碗蒸しを食べるたびにしみじみ思う。オゴチソウ。

前回来たときはバナナの代わりがジェルオーだった。口や喉にすずしい料理。それがバナナに変わったのは季節が変わったという証?
一切れ食べると思った以上に甘くてネットリ。あんこの上にのっけてパンと一緒に食べてみると、なんとおいしい。バターの塩気にあんこの甘味、バナナ由来の軽い酸味で味が整う。目も覚める。
酸味控えめ、苦味の輪郭がくっきりとしたやさしいコーヒーに小さなピッチャー2個分のミルクをくわえてゴクリと飲んだ。テーブルの上を写真にすると白くてキラキラ眩しく光る。いい朝のこと…、さて仕事。

 

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コメント

  1. すうさん

    ジェルオーって何ですか?

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