肉焼いて、お腹の若さを試す夜

夜に焼肉。近所の「山星」。オキニイリの焼肉の店。

実は今日。
銀座ウエストでおしゃべりしてて、そういえば、最近、焼肉よりもステーキの方がおいしくなったね…、って話題になった。
特に脂ののったカルビはちょっとで良くなった。
もう歳だねぇ…、なんて言い合い、大笑い。

とは言えなんだか肉を食べたい気持ちの夜で、家の近所にステーキがおいしいお店は皆無。
それで結局焼肉にした(笑)。

だってまだまだ自分で歳とは思いたくないものでござんす。大通りに面してはいるけれど半地下にあり、ちょっと隠れ家風の落ち着くお店。若いスタッフが元気にやってて、ノリの良いのも食欲湧かす。

家に帰ってちょっと仕事の続きをしたく、それでお酒は控えて代わりに黒烏龍茶。
カクテキたのんでお腹の中に火を灯す。
最近、白菜キムチよりカクテキの方を選ぶコトが多くなった。多分、白菜キムチの酸味よりも、カクテキの甘みやガリガリとした噛み心地をおいしく思えるようになったに違いない。

肉を食べるなら野菜もたっぷり食べときましょう…、と、それでサラダ。
胡麻サラダっていうのを大盛りサイズでバクバク食べる。
焼肉屋さんのサラダって、いい意味でサラダらしくなくってステキ。
まずレタスじゃなくてサニーレタスを使って作る。
モサモサしていて、レタスのようなバリバリ感とかみずみずしさにかける。その食感に欠けるところが口にやさしく、顎を使わずモグモグモサモサ。

牛骨スープに塩、ごま油とドレッシングというよりも油多めのナムルのような味付けもよく、それでバクバク。気づけばすっかりお腹の中に収まっていた。食べる準備はつつがなく。

まずは牛タン。
厚切り牛タンもあるのだけれど、今日はあえての普通の牛タン。
薄切り。
上にたっぷりタレがかかってて網にのせるとあっという間にチリチリ、熱が入って縮んでく。ヒックリ返すと染み出した肉汁こぼしてもったいないから、レアの状態で口に運んでハフっと食べる。
コリコリしていて、これがずっと牛タンだった…、ってちょっと昔を懐かしむ。
タレにまみれたハチノスは、焼くとクニュクニュ、フカフカとろける。細かく切り目を入れたところに塩ダレ揉み込み味わうミノは、コリコリ、しかもとろけて粘る。あぁ、おいしいなぁ…、って気持ちがあがる。

石焼ご飯がやってくる。ココで一番のオキニイリの一つの料理で、牡蠣がたっぷり入って焼けた炊きたてご飯。崩れた玉子にバターの風味が韓国風というよりちょっと洋風で、胡椒の香りもピリリとしてる。
おこげもしっかりできてるんだけど、バリバリおこげじゃなくてちょっとしっとりしていて、奥歯にはりつかないのが好きなとこ。辛口味噌をのっけて混ぜてハフっと食べると、たまらぬおいしさ。テールスープがサイドについてくるのもウレシイ、おごちそう。

そして肉。
カルビにロース、中落ちカルビと3種類の盛り合わせ。
どれもタレをしっかりまとって、焼くとこんがり焦げていく。
炭で焼きます。
小さな壺に炭を並べて網をのっける。だから一度に沢山焼くことはできなくて、その分、しっかり、丁寧に焼く。
一層おいしく感じます。

角切りにしたカルビは一番、ステーキ的な味わいで、ジックリ時間をかけて表面焼き固め、肉全体がぷっくり膨れたところで味わう。軽い酸味が後口ひきしめ、強い旨みにまたウットリ。

脂少な目。引き締まった赤身のロースはさっくり歯切れて、さっぱりとした旨みを吐き出す。牡蠣ご飯の上にのっけて巻いて一緒に味わうと、口の中は肉巻きご飯。焼いた肉とご飯ってなんて相性がいいのでありましょう。

脂ののった中落ちカルビは、焼くと火がつく。片面だけを焼いてるうちは脂が肉の上にとどまり、火がつくようなコトはない。ところがひっくり返した途端に火がつき網は大火事状態。そこに氷をおいて火をなだめつつ焼き上げる。
脂のおいしい肉でした。噛むとジュワッと脂が滲み、唇ひんやり。口の中の温度も下がる。ところが脂が揮発して、肉の旨みが広がる頃には体の温度が上がってくる。体の隅々に脂が流れて行き渡り、それで温度が上がる感じがするのでしょうネ…、まだまだお腹は元気だなぁって思って帰る。明日は沢山あるきましょう。

 

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