羽田の蕎麦にピーカンナッツのマフィンな朝

羽田からはじめる朝。新宿バスタからリムジンバスにのって30分ほど。Spotifyのプレイリストを整理しながら、今日は何を食べようか…、とずっと考え出した結論。「蕎麦にしましょ」とサンゴウアンにやってくる。
搭乗ゲートの真ん前にあり、簡素だけれどどこか只者ならぬ気配をじんわり漂わせている蕎麦の名店。沖縄行の飛行機待ちの人たちの浮かれてざわめく空気と好対照の凛と静かな気配がステキ。
いつものように天ぷらそばの温かいのをたのんで待つ。番号札は真っ赤な2番。税込み1080円という値段で上等な蕎麦が、しかも飛行機に乗る直前に味わえるとはクールジャパンでございます。

小さな丼。
おいしい湯気の中に漂う三つ葉と天ぷら。
蕎麦は沈んで漂っている。
箸で探って麺を持ち上げスルリと一口。汁と一緒にやってくる、スルスルとした蕎麦の食感なめらかで熱々なれでそれはできたて。バッサリとした散らかり感が潔い。
汁に浸かってやわらかになる蕎麦を嫌って、ズルズル一気にすすって味わうも良し。
あえて麺がトロリ、とろける変化の様を味わうもよし。ボクは後者でユックリと。汁を吸い込みやあらかさをます麺のなめらかもまたオゴチソウ。

小さいながらもしっかりとしたエビの天ぷら。油が汁の上にキラリと光ってそれがコクと産む。酸味を帯びた節の風味が口をスッキリしてくれて、朝のお腹に程よい分量。いただきました。あったかい。

 

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出発までに余裕の時間。お茶を飲もうとローズベーカリーまでやってくる。
出発までをイセタンメンズのカフェにしようか、レディース側のローズベーカリーにしようかと悩むこともまたたのしい。
ゆったりとした空間と、オフィス使いをし易いコトでメンズのカフェが多いのだけど、今日の気持ちはとても明るい。ローズベーカリーの明るい空気がボクを呼ぶ。
お茶にしようと思って来るも、ココに来るとケーキに目が惑わされる。いやいやガマンと思いながらも、ピーカンナッツのスコーンを発見。我慢できずにアールグレイのお供にもらう。

ざっくりとした小さなスコーン。その天辺にはりつくピーカンナッツの姿に気もそぞろ(笑)。まずはそれをペリッと剥いで、口に含むとローストされたナッツの香りがフワリと漂う。
コリッと砕けてナッツの香りを吐き出しながらユックリとろける。ざっくりとした生地の中にもピーカンナッツがたっぷり混ざり、やさしい甘みに彩り添える。
地味な姿にキラキラ、輝く粒の大きな砂糖が眩しい。セットにしたらバターとジャムがついてきて、バターをのっけて食べると塩気で甘みが引き立ちもうたまらない。ゴキゲンな朝、たのしく移動をいたしましょう。

 

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