羽田の朝

今日から週末。母と一緒に時間を過ごす。
それで出発。
羽田から。
リムジンバスで羽田につくも、仕事の仲間とちょっと落ち合う。それでモノレールの改札出口の前の店。
ディーンアンドデルーカにきて、ついでに小腹を満たすことにする。
羽田という場所は日本全国にちらばり仕事をしている人と、会うのにとても便利な場所で、先日なんて北海道から来た人と九州から来た人たちとこの一ヶ所で話ができた。
国際線も乗り入れるようになってからは、世界にちらばる人たちと出会うに便利な場所にもなった。インターネットの環境がどんなに便利で、人と人とを簡単につなぐことができるようになってもやっぱり、実際会わなきゃ伝わらないコトが沢山ある。
だからこうして「会える場所」ってありがたいなぁ…、って思ったりする。

それにしてもこういうカフェではみんな首をうなだれている。パソコン打つ人、スマフォを見る人。昔の喫茶店ではみんな宙を見ていたような気がします。そうでなければ新聞みてるか寝ているか。
みんな一斉にうなだれて、誰かに誤っているように見えてしまうのがなやましい。
朝食用のアボカドトーストをメインにかってちょっと待つ。

トースターで焼いたカンパーニュの上にたっぷりアボカドを置く。
説明によるとアボカドの半分使って作るんだという。
しかも熟してとろけるようなアボカドで、見た目は結構雑に見え、アメリカ的なる自家製風の姿がちょっと愛らしい。

お供にミントジュレップもらう。
とうとう今年もこういう季節になりました!
ディーンアンドデルーカはアメリカ的な季節感を大切にしたチェーンストアで、特に飲み物の提案が上手い。
ちょっと前までストロベリーが売りだった。
秋にはマロン。
冬にはジンジャーやシナモンといった「季節の香り」を上手に使った定番ドリンクを登場させる。
あぁ、もうこんな季節になったんだ…、って気付かされるのがステキなところ。
そして季節はもう夏です。ペパーミントの葉っぱをたっぷり。ちょっと潰したところにライムをたっぷりしぼり、トニックウォーターでカップを満たす。細かな泡の向こうにミント。目に涼しげで、飲むとトニックウォーターのどっしりとした苦味と甘みが決して冷たすぎないステキ。お腹の汗が引くようなたのしい飲み物。旅の気持ちを明るくします。

それにしてもアボカドトーストのおいしいこと。なによりこのたっぷりのアボカドが、ほとんど塩だけで味が整うステキなコト。
ぽってり舌にのっかって、粗いトーストとひとつに混じってとろけて消える。レモンをちょっと搾るとフワッと緑の香りが強くなり、甘みさえ出て気持ちが晴れる。
なによりパンがおいしいのです。香り豊かでよく焼けていて、焦げた香りがあたかもアボカドも焼かれて調理されてるように感じさせるところがステキ。特に端っこのカリカリサクサクしたとこがおいしいコトにうっとりします。
端までおいしい料理が本当においしい料理なんだなぁ…、って思ったりする。さて移動。

 

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出発までちょっと時間が余ってそれでお茶を飲む。
ゲートの中のローズベーカリー。
イセタンレディースの売り場の一角。とても気持ちのよい空間で、手軽な値段で都会的なる時間が過ごせる。
銀座や新宿三丁目では人気でいつも混雑している店なのに、ココは静かで大抵ノーゲストでちょっとさみしい。北ウィング側にあるイセタンカフェも同じような状態で、なぜなんだろう…、と思ってちょっと合点したコト。
クレジットカード会員がほとんど無料で使えるラウンジが、かなり充実し始めていて、そこは混雑しているのです。
あるいはマイレージの上級会員が使えるラウンジも、ときには酸欠になるんじゃないかと思うぐらいの混雑で、やっぱり「タダ」って魅力的なのでありましょう。
でも「タダ」にこだわる人はいつかは「タダの人」になっちゃうんじゃないかしらって、しなくてもいい心配もする。
アールグレイをサービス付きでたのしんで、電源貰ってそろそろ搭乗時間です。

 

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コメント

  1. みやはら

    トニックウォーターってそのまま飲んでも良いのですね。ジントニックしか思い浮かびませんでした。ミントジュレップ、名前も素敵。作ってみます。さわやかそう。ライムを絞って飲むというのが大好きですが、酒が駄目になったので(元々弱い)ライムよさらばーだったのですが、そうですよね、こうすればよいだけの事。

    • サカキシンイチロウ

      みやはらさん
      どんなカクテルもアルコールを何かに変えるとソフトドリンクになってくれるんですよね。
      トニックウォーターはそういう飲み物を作るときにとても重宝。例えばグレープフルーツジュースとトニックウォーター、そこにライムの組み合わせは大人味のおいしい飲み物になってくれますよ。

  2. みやはら

    ありがとうございます。では、カクテルバーに私が入ってもいいのですね。年齢では47なので全く問題ないです。佐野洋子さんが(亡くなった、絵本作家「百万回生きた猫」等。エッセイの方がお勧め)アルコール駄目なのでカクテルバーで「一瞬すぎるさわやかな風」のように注文していたとの事。そんな注文する勇気は私にはないですがアルコール抜きにしてもらえたらうれしいなー。

    • サカキシンイチロウ

      みやはらさん
      いいバーは、お酒が飲めない人にもたのしい時間を過ごしてもらえるように配慮する店とボクは思います。
      だからどんどんお願いしてみるといいと思います。ボクも今日は飲みすぎたなぁ…、と思うときには、バーテンダーさんにお腹がスッキリするソフトドリンクを作ってくれませんかなんてお願いすることがあります。驚くような飲み物を作ってくれたりして、ありがたいと感じます。

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