緑な夕方、春菊そばに小松菜ジュース

新宿から家に帰る途中で小腹を蕎麦で満たした。
丸ノ内線の新宿駅の改札口手前にある地下鉄ビルのメトロ街。老舗レストランの気軽なお店がズラズラ並んだ食堂街。永坂更科布屋太兵衛の立ち食いコーナーにやってくる。
隣はテーブルサービスの普通の蕎麦屋。厨房は共有で麺は同じ麺がメイン厨房で作られる。出汁に薬味、天ぷらなどのトッピングはカウンターの中。
だからお店の人は厨房に対して「一杯」「一枚」と声をかけるだけ。一杯は熱いかけそば。一枚はつめたいせいろ。良く考えたなぁ…、って思う。ボクの注文はいつも「一杯」。ココのかけ出汁はボク好み。ちょっと甘めで旨味すっきり、酸味が最後にスキッと後味ひきしめる。だから「一杯」。

春菊そばをえらんでたのむ。
分厚く大きなかき揚げタイプ。丼の内側をほぼ埋め尽くすような大きさで、ずっしり思い。
刻んだ春菊が小麦粉の生地に埋め込まれている…。
そんな感じの仕上がり独特。
まず一口。ザクッと歯切れてジュワリと油がにじんでく。
香りは春菊。味も春菊。
油で揚げられた分、甘くて味が濃厚でクシュッとしてた春菊が口の中でフワッと広がる。味も香りも開いてく。
そばを上にのっけて春菊のかき揚げ覆ってあっためる。
箸で押し、汁にしずめて汁を吸わせてやわらかにする。かき揚げの上にのったそばには一味をかけてズルンとたぐる。

やってきたときには箸もささらぬくらいのかき揚げ。それがつゆを含んでふっくらやわらか、箸で2つに切り分けられるようになる。その断面の見事に春菊であることに感心しつつ、中にエビが入っているのにニッコリします。
小さめ。けれどしっかりとしたエビが5尾。むっちりしていて、油でかなり強めに熱が入って歯ごたえ抜群。つまり硬い(笑)。でもエビの風味や味はしっかり顎を伝ってやってくる。
そのうちどんどんかき揚げの衣がとろけて崩れてく。麺をたぐるとそれと一緒に崩れた天ぷらが口の中へとやってきて油の香りと春菊の風味で口が満ちていく。汁がどんどん春菊色になっていくのも面白く、ゴクゴク結局丼の中はきれいに空っぽ。満たされる。

 

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お腹も満ちてさぁ、帰りましょうのその前に、ジュースを一杯。
愛和食品っていうもともとはドライフルーツとかナッツ類をうってるお店。
冬は天津甘栗の甘くて香ばしい香りのする場所でもあります。
そこの一角にブレンダーミキサーがズラリ並んで、ジュースができてる場所がある。いつも大体6種類ほど。季節季節で種類はかわり、今の売り物はメロンと小松菜。小松菜の方には林檎が入って味が整う。春菊を食べたあとにまた野菜をとってやろうと小松菜。
食物繊維たっぷりで喉にザラザラするのがなんだかきいてるような感じがするのがオモシロイ。

 

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