糸島の牡蠣にステーキ、〆に卵とろけるサンドイッチ

生牡蠣食べたい…、って思ってそれで「オイスターバーワーフ」。
オイスターバーは本当に増えた。
貝毒を蓄えないような養殖方法や、流通技術の革新で年中、生で牡蠣を食べることができるようになったというのが大きなきっかけ。10種類を超える牡蠣を揃えて食べ放題とか食べ比べをたのしませる店もできている。
ただ生牡蠣は食べすぎるとお腹で固まって大変なことがたまにある。実は昔、パリで生牡蠣を3ダースも食べて病院送りになったことがある。それに腹八分目はおいしく料理をたのしむ秘訣。
ここはせいぜい5種類程度しか牡蠣を仕入れず、けれどどれもがおいしくいい状態。3種類の食べ比べっていうのがいつものたのしみで、今日もそれをまずたのむ。福岡糸島の牡蠣に兵庫、広島の牡蠣。
どれも若干小粒だけれど味わい濃厚。舌の上にぽってりのっかり、噛むとクチュっと潰れてこってりとした旨味が口に広がっていく。

レモスコやトリュフビネガーやボーモワなんかで自由に味を整えて食べる配慮もあるけど、そのまま食べて十分おいしく牡蠣の含んだ塩の風味が口の広がる。お腹がしっかり空いてくる。
メインを和牛の溶岩焼きとカキフライの盛り合わせ。四角く分厚い溶岩石をチンチンに焼き、上に豆もやし。表面を焼き固めただけのレアの牛肉をのせて大根おろしを飾ったスライスステーキ。やわらかで快適な噛みごたえがあり旨味も強い。
ガリッと揚がった粗いパン粉をまとった大粒の牡蠣。中にたっぷりおいしいジュースを蓄えて噛むと熱々。酸味の強いタルタルソースをのっけてパクリ。ご飯と小鉢はスキップして次のお店にはしごする。

 

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オイスターバーワーフの入ってるNEWoManを出て30歩ほど歩いて「エッグスラット」。
この上もなくやわらかく、この上もなくふっくらしているフェアファックスサンドイッチで今日のランチを締めくくりましょうと思ってそれでやってくる。
サンドイッチにオレンジジュース。
セットで1260円なりの、具材がほとんど卵なんだと思うとちょっと贅沢プライス。ただこのオレンジジュースのおいしいことは、ちょっとしたホテルの手搾りオレンジジュースも顔を赤らめ退散するほど。この一杯に800円とか1000円とかの値段をつける店もあるに違いないから、そう考えれば1260円は案外安い。
サンドイッチはズッシリ重い。バンズの間に分厚いスクランブルエッグの層が見え上にぽってりチーズがのっかりとろけて卵を覆ってく。

バンズの生地はブリオッシュ。表面はこんがり焦げ色。サクッと歯切れる。中はふっくら、空気をたっぷり含んで仕上がり、細かな気泡がクシャッと潰れる。バターの香りも甘く華やか。クリームパンのパンのようにやさしくとろける。
スクランブルエッグもしっとり、やわらか少量のケチャップとシラチャーソースが風味をつけてはいるけれど、卵自体に味がしっかり入っているから卵の旨味や風味を心置きなく味わえる。飴色にソテした玉ねぎがたっぷり入ってカラメルっぽい香りと甘みがまた旨い。
バンズに比べてスクランブルエッグの量が多くてバンズからこぼれだして来るのをスプーンですくって食べるのもたのしくて、あっという間にお腹におさまる。満たされました…、オキニイリ。

 

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