百貨店の屋上で雨風しのいでうどんをたぐる

それにしても雨が降ります。雨だけじゃなく風も吹いてきて、ちょっとアンニュイ。おやつどき前にちょっとした時間ができて、こういう日にデパートの屋上ってどんな雰囲気なんだろう…、ってぼんやり思った。いつもならばニギヤカな場所が、裏寂れた感じになっている。そういう軽い非日常感に身を置くってなんだかかっこいいんじゃないかと思って西武百貨店の屋上にやってきたわけです。

そしたら屋上はすんごいことになっていました。
雨というようななまやさしいモノじゃなく土砂降り状態。
床は水浸しでそこら中が池のようになっていて雨をしのぐためのテントは風でバサバサ揺れる。
テントに守られているはずのテーブルや椅子も水浸しで。
途方にくれていると百貨店の人がやってきて、モップで床の水を流しテーブルや椅子もきれいに拭いてくれる。
それでもぼやぼやしているとまた濡れるから間髪入れず座る。雨や風との戦いみたいで、感傷に浸るなんてなまやさしいことをできるはずもなくしばし呆然(笑)。

ただこんな日に屋上までやってきたもう一つの理由がここのうどんをひさしぶりに食べてやろうと思ったから。
かるかやという手打ちうどんの店でセルフサービス。
分厚い平打で、不規則に切られてよじれるように茹で上がる独特な麺が歯ごたえたのしくたくましく、小麦の香りがなんとも旨い。何より出汁がしっかりしてて、塩の風味がキリッとしている讃岐うどんのおいしい出汁のようでもあってたまに食べにきたくなる。
ただ池袋という生活圏にない店で、池袋に用事があったときについでに…、って使い方。そのついでの今日がこんな土砂降りというのも何かの縁。雨ニモ負ケズ風ニモマケズ、もぐもぐゴクゴク、食べてお腹を温めました。うまかった。

 

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移動の途中にお買い物。新宿の西口中央改札を出てちょっと歩いたところのお茶店。
店先に噴水みたいにお茶が吹き出すディスペンサー。中に緑茶が入ってる。
昔、商店街のお茶屋さんにはどこにもこういうディスペンサーがあったものです。そもそも今ではお茶の専門販売店っていうのが減った。だからこういうディスペンサーを見るのも稀で、なつかしい。
特上抹茶をペットボトルに詰めてもらった。
とても濃い。底に抹茶の粉が沈んでしまうのを、シャカシャカ振って溶かしてゴクリ。お茶の旨味と爽快な苦味がおいしく、水を飲んでいるのとは違った潤いを体が感じる。オゴチソウ。

それから珈琲貴族エジンバラ。
雨の降る日です…、さすがにちょっと静かな感じ。
のんびりしようと思っていたら、続々お客様があとからあとからやってきて、あっという間にほぼ満席。
忙しかろうが暇であろうが、雨が降ろうが風が吹こうが、このお店の中にいるといつも同じシアワセな空気が流れているのがなによりうれしいゴチソウ。
冷たいカフェオレもらって飲んだ。
ストンと長いタンブラーにミルクとコーヒー。上にぽってりとホイップクリームがのっかっていて極細ポッキーが一本刺さっているのがなんだかおしゃまな感じ。砂糖なんかいれなくても甘くてしっかりした味わいの冷たいカフェオレ。気持ちに気合が入ります。

 

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