牛タンねぎしでカルビを食べる…。

ひさしぶりに「ねぎし」。新宿三丁目の飲食ビルの中の店。
結構古くからある店で、出来た当初は照度も低めで居酒屋みたいな造りだった。
そもそもねぎしは牛タンを食べながら酒を飲むのがたのしい店で、ランチはついでのような営業スタイルだった。
今では明るく食堂みたいなイメージで、ランチタイムにガッチリ稼ごうって気持ちがひしひし伝わってくる。お酒を外で飲む人が随分少なくなりましたから、こういう変化もしょうがないかと思ったりする。
ボクもめっきり酒を飲む機会が減ったけど、お酒が飲める雰囲気は嫌いじゃなくてどこの店もが明るく食堂みたいになるのはちょっとさみしい。
ちなみにこの店、10時半が開店時間。この30分が案外効果的だろうなぁ…、いわゆるランチタイム前に食事を終えたい人って少なからずいるだろうから、悪くないなぁって思ったりする。

お店に入るとおそらく新人さんでしょう。
慣れぬスタッフを先輩スタッフがフォローしている。
ボクの注文を厨房に通すための手順をおそらく教えているに違いなく、それをやさしい表情で気長に待ってる調理スタッフと、お店のムードがおだやかで良い。
白タンという分厚くやわらかめの上等な部位。
黒タンといういわゆる普通の牛タンと、その2種類の盛り合わせ。セットにするととろろと麦飯、テールスープに漬物が付く。
とびきりおいしいワケじゃないけど、いつも同じ状態でどの一切れを食べても外れがないのがここのいいところ。一味唐辛子をドサッとお皿の上に移して、焼けたタンでチョチョンとつついて辛味をまとわせパクっと食べる。

そうだ、せっかくだから「がんこちゃん」も食べておこうと追加する。焼肉で言えばカルビに相当する部位でしょうか…、味噌に漬け込みやわらかにして炭でこんがり焼き上げたもの。タレの焦げた香りがおいしく、クチャっと潰れて脂がにじむ味わいはご飯のお供にピッタリ以上。
牛タンと牛肉。ほぼ塩で焼き上げたものと、にんにくダレで焼いたモノ。どちらがわかりやすいおいしさでご飯のおかずにいいかというと、当然それぞれ後者の方で、牛タン店がそういう料理もだしはじめると、脇役が主役を食っちゃうこともある。いささか厄介なことだけど、それで流行れば悪くないかもって思ったりもする。とろろでご飯をザブザブ食べて、テールスープでお腹をしっかり温める。

 

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