混ぜるカレーと食後のチャイ

ひさしぶりに四ツ谷のスパイスカレー食堂に来た。
何度か来てる。けれどいつも朝。ランチに来るのは今日がはじめて。
小さい店です。カウンターだけ、たった7席。メニューは基本、チキンにポーク、シーフード、大豆ミートのキーマカレーの4種類。キッパリしていてわかりやすい。
それでも迷うお年頃(笑)。チキンにしようか大豆ミートにしようかと迷いはじめたら決めきれなくなり、見れば「追加カレー」のボタンがあった。
よぉし、決まった!ブラックチキンカレーにベジタブルキーマカレーを追加して、しめて1400円の今日の昼。
カウンターの上にはカラフルなプラスティックの小さなカゴ。スプーンと紙おしぼりが収まっていて、そうかカレーってスプーンだけで食べることができる料理。そしてスプーンは指の代わりなだよなぁ…、ってしみじみ思う。
食前のお腹をあった寝るためのターメリックのお茶が来て、お店の中のおいしい匂いにお腹がグーッてなりました。

大きなお皿の上はにぎやか。カレーの真ん中にパパダム…、豆粉作った薄いお煎餅。カレーは全部で4種。
選んだブラックチキンカレーに大豆ミートのベジタブルキーマの他にパリップっていう豆のカレーにとジャガイモといんげん豆のカレーが一緒にのせられている。紫キャベツのピクルスに、ニンジンとミツバの和え物も添えられて、下にはジャスミンライスがかくれてる。溢れるばかりの色彩、香りにウットリします。
「南の島のマゼるカレー」というキャッチフレーズ通りに混ぜながら食べていく。全部ぐちゃぐちゃじゃなくあっちを混ぜたりこっちを混ぜたり、まだら模様に混ぜてくわけです。

食べるところや混ぜ方で味の印象が変わってくるのが面白くってネ…。
食感も多彩でたのしい。
豆のカレーは潰れた豆がザラザラっとしてる。
ところが他のカレーと一緒になるとクリームみたいになめらかになる。
野菜のコツコツ。
あるいはシャキシャキとした歯ざわりがカレーをおいしくしてくれる。
パバダムも砕いて散らした。
サクサク食べる。
鶏肉はかたまりもあり、ほぐした繊維状のものもあり。
インゲンはキュッキュッと歯茎を痒くして辛いジャガイモは硬めでゴツンと奥歯を叩く。
ほどよく辛い。ジワジワ舌の中から辛さが湧いて出てくるようなおいしい辛さ。追加に辛みスパイスをかけるとガツンと直接的な辛みがくわわり、香りスパイスをふれば気持ちは南の島へと飛んでいく。

小さなトマトを口に含んだ瞬間、「あっ!」とビックリ。甘さや酸味がクッキリ鮮やか。スパイスで舌の感覚が鋭敏になっているからなんでしょう。なにやら魔法がかかったような感じさえする。
そしてしみじみおいしいんです。しかも体にいいんだろうなぁ…。かなりの量がすんなにお腹におさまって、なのに重たく感じなのにウットリします。
四ツ谷のここが一号店。
2年の間に五反田、中野坂上、渋谷と順調にお店を増やしているようです。どこも一桁台の席数のカレーだけの店。成功しはじめると欲が出て、大きなお店でいろんなメニューで稼ぎたくなる。そうじゃないのがステキなところ。また来たくなる、オキニイリ。

 

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カレー屋さんでずっとお水を我慢してた。
だってせっかくお腹があったまり、しかも体によいもののエネルギーに満たされてるのにお水を飲んだらそれが薄れてしまいそうで、でも口のヒリヒリをおさめたい。
それでモリバコーヒーにくる。
マサラチャイがあるのです。スパイシーなミルクティー。上にシナモンが浮かんでて香りもおいしい、刺激的でやさしい飲みもの。口から喉、喉からお腹をあっためながらおだやかにする。食後をのんびり過ごしましょう。

 

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