浅草の友路有、昔ながらの喫茶店

今年の夏のはじまりくらいだったでしょうか。
赤羽にオモシロイ喫茶店がある…、というので足を伸ばして訪れた店。
「友路有」と書いてトモローと読ませるお店で、しかもキャッチフレーズが「昔ながらの喫茶店」。
喫茶店というのは日本の大切な文化だから、それを守るために一生懸命ガンバっていると志も素晴らしく、何しろ公式ウェブサイトのURLが「kissaten.jp」という気合の入れよう。
感心しました。今日、浅草にやってきてそう言えば浅草にも支店があったはずだよなぁ…、と調べて探して見つかった。新仲見世通りというアーケード商店街に面してあって、2階のお店。
朝は早起き。6時半からやってるようで、朝食を食べましょう…、と店に入ったらもうエンジンがしっかりかかっていい状態。にぎやかでした。

それにしても浅草の街は朝早くからインバウンドの人たちでにぎわっていて、この店も続々、英語の人たちがやってくる。目当てはホットケーキのようで甘い匂いがただよってくる。
相変わらず朝食メニューは豊富で多彩。トーストの簡単なセットからサンドイッチやホットサンド。ご飯も選べるハムエッグに、おむすびセット。果ては焼き魚の定食まであり、どれにしようかたのしく迷う。
赤羽の店では確かハムエッグセットをご飯で選んで食べたはず。それにしようかと思うもメニューに、うちのパンは昔から付き合いのあるパン屋さんに焼いてもらったもので自信をもっておすすめできると書いてある。なんだか食べてみたくなり、ミックストーストのセットをたのんだ。

玉子サラダとハムがトーストに乗せられそれぞれ一枚づつ。
キャベツのサラダとゆで卵。
コーヒー、紅茶から飲み物が選べる上にスープがついてひと揃え。
コーヒー選んでついでにバナナジュースを追加した。
モーニングバナナジュースという量少な目のジュースで、けれどかなりのぽってり。比重のせいで刺したストローが浮き上がるほど。
お腹にどっしりたまっておいしい。
まずはサラダをしっかり食べて、それを食べつつペリペリ玉子の殻を剥く。
案外スルンときれいに剥けて割ると完熟。塩をぱらりと振って味わう。昔はたしかオムレツだったんだけどなぁ…、と思いながら食べてると焼いたサンマの匂いがしてくる。自由でいいなぁってサービス精神旺盛なとこにニッコリします。

パンはふっかり。バターをたっぷり塗ってしっとり、濡れたように仕上がっている。
たまごサラダは自家製マヨネーズで仕上げてるっていう。やさしい味。酸味も塩味も穏やかで茹でた玉子の風味を感じる。
ハムの下にはそのマヨネーズをたっぷり塗ってる。一層おいしく食べてやろうとゆで卵の半分を割ってハムの上に並べる。一時期流行ったデビルズサンドみたいな感じ。大きく口をあけてパクっと食べると口が満たされる。
酸味おだやかなやさしい味のコーヒーで朝の頭をしっかり目覚ます。おごちそう。

 

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