洋菓子近江屋、ピロシキで朝

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近江屋って言う洋菓子屋さんがあって、そこで朝食をとろうと思ってやってくる。
洋菓子屋さんだけどパンがある。小麦粉でお菓子を作るとケーキになって、発酵させて焼くとそれはパンになる。
だから考えようによってはゴクゴク自然なこと…、なのでしょう。しかもうれしいことに、パンを買い、ココで食べますとお願いすると奥の喫茶スペースで食べることができるのですね。しかもバフェ付き!それがステキで魅力的。

ao-choushoku飲み物がある。コーヒー、紅茶、ホットチョコレート。
このホットチョコレートの入ったフラスコの中に鉄のボールが入ってて、それがグルグル転がり、そこにカカオが沈殿しないようになってる。
小さな渦ができるフラスコの様子が楽しくじっと見たりする。

それからジュース。ケーキのためにたくさん果物を仕入れるお店。だからジュースもおいしく感じる。
ケーキ屋さんで果物の王様といえばイチゴ、それからメロンでいつもイチゴのジュースが必ずある。メロンはあったりなかったり。今日は「ハネジュー」。ハネーデューメロンを使ったジュース。それにほうれん草とバナナのジュースがあってそれからアイスティー。

それになんとボルシチ風の煮込みスープが用意されてる。

サラダバーとかでお茶を濁さぬところがステキ。パンを食べると何かスープのような熱々の汁がほしくなる。
具材はシンプル。キャベツ、ニンジン、牛すじ肉。That’s Allという潔さ。時間をかけてコトコト煮込み、肉がホロリととろけるようになったら完成。味はそれぞれ素材の味だけ。塩と胡椒で好みの味に整え味わう。パンのお供になんともステキ。

ao-juiceaopパンを2種類選びます。
一つはベーコンエッグのロールサンド。
グリルしたベーコン。
しっとりとした炒り卵。ギッシリ詰め込みはみ出しそうになるのをギシっと押さえ込み、たっぷりケチャップ。
ロール自体はそれほど大きくないのだけれど、サービス精神旺盛分だけ大きく、だから口をパカっと開けて食いつく。
口の中を満たす感じにうっとりします。

ツヤツヤテカって仕上がったロールブレッドは、歯ごたえ頑丈。口の中の水分を吸収しながらとろけてく。
おいしい。中の具材はみずみずしい。
なのに口がどんどん乾いていくのがちょっとなやましく、そこでスープをゴクリと飲んで、潤し味わう。いい感じ。

もう一種類のパンはピロシキ。ここの名物。
日本人にとって一番身近で同時に憧れに満ちた西洋が、ロシアだった時代の流行り…、だったのでしょう。お店の近所にニコライ堂。神保町にはロシア料理のお店がたくさん。そんな時代の味をたのしむ。

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それにしても大きいです。どっしりしている。重たく表面のパン粉がザクザク。立ち上がって天に向かってザワザワ、騒いでいるような様。
目にまずおいしく、手にした感じがまたオゴチソウ。
食べるとこれが圧倒的です。圧倒的に肉肉しい!大きく見えた外観に占めるパン生地は驚くほどに少量で、薄く伸ばされ具材を包む。だから実態はほぼひき肉で、食べても食べても肉の味。
塩とスパイス、あとは牛肉の持ち味だけで仕上がる中身。それをサクッと引き立てるこんがりあがったパン生地が、同時に口を満たして混ざる。口の中にてコサックダンスを感じるステキな騒々しさにウットリ。気持ち満ちます…、さぁ、仕事!

 

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