水曜の夜のイエメシ、木曜の朝のサンドイッチ

水曜の夜のイエゴハン。マグロの切り落としのよいのがあって、2時間ほど煮きった日本酒と醤油に漬け込む。水気を吐き出しタレが染み込んだところで引き出し水気を拭う。
ぺっとり手に張り付くような感じにニッコリ。練胡麻をまとわせ食べる。風味付けに刻んだ赤唐辛子をちらしてパクリ。よくできた。
ご飯を讃岐の出汁醤油で炊く。焦げ目もキレイについて風味豊かなオゴチソウ。
昨日の茄子の皮を3分の2ほどそいで拍子切りにし栃尾のお揚げと一緒に出汁でクツクツ炊いて味噌を溶く。皮を剥いた茄子はとろける。ふっくらとしてなめらかで、出汁を吸い込み染み入るおいしさ。卵を焼いてひと揃え。昼あったかいのに夜になると気温が下がる。あったかくしてのんびりす。

ひさしぶりのはまの屋パーラー。ちょっと遅めの朝ごはん。
お店のオープンを待ちかねている人たちが一気にお店に入ってくるから開店直後でほぼ満席。
みんなが次々注文するから、厨房の中はいきなりの大忙しです。
のんびり待って食べましょう。
朝からあったかなここ数日。アイスコーヒーがおいしい季節になりました。それで今朝はアイスコーヒー。
今でもここにはじめてきたときに感じた、昭和喫茶のムードを強烈に思い出す。例えばアイスコーヒーをたのむと小さめのタンブラーに入ってきていた。砂糖をあらかじめ入れた甘いのがデフォルトだったことだとか、そういう部分が好きで通っていたのだけれど、若い人たちに継承して最初に変わった部分がそういう昭和なあれこれ。昭和な食器を調達するのがどんどん難しくなってはいるけど、なんだかすごくもったいない。

今流行っているのはインスタ映えするサンドイッチのおかげなんでしょう。
見事なほどにみんなサンドイッチをたのんでる。
それでもこうして生き残っていけるのならばそれはそれでよし。
なくなっちゃうと寂しくなっちゃうオキニイリ。
タマゴサンドとツナサンドの盛り合わせ。タマゴサンドはパンは焼かずにそのままで、ツナサンドだけトーストブレッドで作ってもらう。
まずアイスコーヒーがやってきて10分ほども待ちましたか。サンドイッチがうやうやしくも到着です。
いつもながらウットリするようなその断面。まず薄い。1センチほどの厚さでタマゴサンドの卵焼きなんてパン2枚よりも分厚いほど。この薄さがシンプルな具材の存在感を引き立ててくれるのでしょう。

しかもそれを4切れに切り分ける。ボクもサンドイッチをよく作るけど3切れまでならキレイに切り分けられるけれども4切れとなるとかなりの技量が必要になる。いつも惚れ惚れしながらみちゃう。
タマゴサンドはふっかりなめらか。特に今日の卵焼きは分厚くとてもみずみずしくて、たっぷり塗ったマヨネーズのおかげもあってしっとり感じる。まるで手づかみできる卵焼き。
このパンは焼くと空気が抜けてサクッと軽い焼き上がり。トーストをしたツナサンドはざっくり歯切れてツナの油と和えた真骨ーずのぽってり感を引き立てる。タマゴサンドとツナサンドをかわるがわる食べて最後にツナサンドを食べて終えるのがいつものスタイル。今日もそうした。オキニイリ。

 

関連ランキング:喫茶店 | 有楽町駅日比谷駅銀座駅

コメント

  1. ヨウコ

    ああ、はまの屋パーラーさんのサンドイッチ!
    しばらくご無沙汰しているので、行かなくては^_^
    私もいつもタマゴサンドは欠かせません。
    断面がほんとに綺麗なんですよねぇ。トーストの焼き具合もいつもお見事で。
    渋谷のお店は私がは行った時はガラガラだったんですけど、有楽町は繁盛してるようで何よりです。
    昭和な雰囲気を頑張って残してほしいですよね。

    • サカキシンイチロウ

      ヨウコさん
      渋谷のお店はちょっと狙いすぎているような気がするのです。
      喫茶店は喫茶店らしくあってほしいなぁ…、って思いますよね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。