気持ちがグズった、ベルクに行こう!

ベルクで朝食。
朝、目が覚めて今日はちょっと気持ちがグズった。
どうせ起きても1人なんだからと、しばらくベッドの中でぼんやりしてた。
でも朝のお腹はわがままです。心おきなくぼんやりしたい気持ちをかき消す大きな音で、お腹が空いたと持ち主、起こす。
「こういうときはベルクだなぁ…」と思って起きて家を出る。行く先が決まると覚悟もできるもの。気づけば気持ちが小走りするように先へ先へと向かってく。地下鉄で新宿駅に到着してエスカレーターにのり、階段あがってお店の前に着く頃にはお目々パッチリ。お腹も鳴って、ゴチソウねだる。
ビッグドッグにクワトロフロマージュかけ。アイスコーヒーをお供にしました。

ちょっと時間のかかる料理でビーパーもらって席で待つ。
5分ほどの待ち時間。
いつもは楕円で小さな器からはみ出すように盛り付けられる。
今日は長方形の大きなお皿に、のんびりゆったり。
ドッグロールから突き出すようにおかれたソーセージの大きさ、太さはいつもながらで惚れ惚れながめる。
はみ出すだけじゃなくて見事な円弧を描いて反っくり返る。左右対称であるようでいて、キレイに丸まる端の反対側は爪の形のような端。
丸い端っこをパキッと折って、カプッとそれだけまず味わう。皮がプチュンを弾けて繊細だけど強い旨味をたたえた肉汁がジュワッと出てくる。きめ細やかな肉はなめらか。ウットリします。

とろけたチーズをまとってなんとも心地よさ気なソーセージ。ツヤツヤしていてそれそのもので十分おいしい。ドッグロールは表面サクリ。空気をたっぷり含んだ生地は小麦の香りと塩の風味がおいしく食感軽やかで、噛むとクシュッと縮んで歯切れる。
パンに比べてボリューム満点なソーセージ。
口の中に歯切れて飛び込んできた瞬間は、ソーセージが口いっぱいを満たす感じにウットリし、けれどソーセージの肉汁を受け止めおいしくしてくれるのはドッグブレッド。渋みと酸味がおいしいチーズのとろける感じもたのしくて、粗大同士が自分の役目を果たしつつ互いを引き立ておいしくなってく。見事な味のアンサンブルにニッコリしました。オキニイリ。

 

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コメント

  1. よおぜふ

    朝のうちの気持ちの切り替え、大事ですね。お上手に出来ましたね。
    私はうまくいかないと、あっというまに夕方!ということが良くあります。
    ランチでもお茶でも夕ご飯でもなくって、ベルクというお店があるとは、やはり東京は素晴らしいです。
    ものの本で、閉店危機を常連さんが受け継いだ、思いの深いお店だと読んだ気がします。
    一人でふらっと真っ昼間に出来ればビールとドッグ、カッコよく行ってみたいです。素敵なお店が無事にずっとあります様に。

    • サカキシンイチロウ

      よおぜふさん
      紆余曲折はありましたけど、生き残ることができたのはすばらしいこと。そしてこの店を生き残らせた新宿という街、この店を愛した人たちの懐の深さもすばらしいことだろうと思います。

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