歌舞伎町、区役所通りにも龍の巣ができたよ!

好きでしょうがない焼肉専門店「龍の巣」が、あたらしいお店を出したというので、覗いてみたくてウズウズしてた。オープンしたのは5月の下旬。すぐ来たかったけど落ち着いてからにしようと思ってやっと今日。予約しました。電話の向こうの声がちょっと潰れてて、忙しくってずっと声を張り上げっぱなしだったんだろうなぁ…、って思ったりした。
歌舞伎町の区役所通りに面した場所です。オキニイリの新宿三丁目にある店のと姿はとても似ていて、厨房を囲むようにテーブルが作られている構造も瓜二つ。ただ奥へ奥へとお店は続く。途中厨房がバーカウンターにつながって一番奥には個室がいくつか。
一号店に比べて大きいからでしょう…、6人、8人と前の店ではこないようなグループ客がちらりほらりと。ボクらはバーカウンターの前の席をもらった。ちょっとエッチな大人の感じがするのがステキ。炭ではなくてガスのロースター。上に鉄板。案外ボクはこれが好き。

メニューは今までの店と同じで、厚切りの牛たんたのんでハラミの端材。クラシタもらってボーボー焼きます。
それにしても元気な店です。従業員はみんな若くてキビキビしてる。前の店を取り仕切っていた店長が入り口近くに陣取って来るお客様ひとりひとりに挨拶をする。肉を切り分けるカウンターにはひときわ元気なスタッフが。ずっと声を出しっぱなしで、多分、彼がボクの予約の電話を受けた人でしょう。
クラシタを運んでくれた彼に「すっかり、声が潰れてしまいましたね」って言ったら「おかげさまで商売繁盛。しゃがれ声は勲章です!」って。厨房のニギワイを感じることができない、けれど落ち着くカウンターには洒脱な会話がたのしいスタッフ。肉焼くボクらに「やっぱりココもおいしいですか?」なんて聞いてくるではないの。

いるべき場所にいるべき人がいる凄さ。
焼き肉店って肉がいいのは当然で、肉がたのしく焼けなきゃいけない。
たのしく焼いた…、って実感のとても大きな部分にそこで働く人の元気や気配りがある。
そういう意味でこの店やっぱりいいお店。
内臓物の盛り合わせ。ハツにレバーにシマチョウ、上ミノ、ハチノス。どれもピカピカ。レバーなんて角がたっていてプルプル揺れる。脂ののったシマチョウもザクザク歯切れるハチノスもどれも見事で、ウットリします。
お店は徐々に忙しさを増し、バーの中のスタッフは酒を作っては自ら運ぶ。運び終わって戻ってくると、何をおいてもまずボクたちに「たのしく焼いていただいてます?」って聞いてくれるのがまたウレシイ。ガスにロースターの組み合わせというのもホルモン類を焼くのにほどよく、火にかけた鉄板がずっと育っていくのもウレシイ。ちなみにココのタレはサラッとさっぱりとした風合いで、醤油が焦げて香ばしくなる。これまた好みでオキニイリ。

〆にココの名物かすうどん。牛すじ肉の煮込みにキツネ、もずくをトッピングで追加して作ってもらう。丼の中にギッシリ具材が浮かぶ。トッピングの他には出汁をすいこみふっくらとしたカスにとろろこんぶ、刻んだネギと具だくさん。
トゥルンとなめらかな大阪風のうどんにカスの旨味と風味が混じった甘い汁。牛すじは口の中でとろけるほどにやわらかで、甘い汁たっぷりすいこんだキツネも甘い。そこに焼いたシマチョウをのっけて一緒に食べるとこれがなんとも言えずおいしくて、お腹喜ぶ、オゴチソウ。
食事を終えてお勘定。「こちらの店も一生懸命がんばりますから三丁目ともども贔屓にしてやってくださいね」ってお辞儀する。店の出口では新人スタッフが待っていてミントタブレットを手渡しながらずっと手をふる。次は向こうに行こうかこっちにしようか…、なやましいったらありゃしない。

 

関連ランキング:焼肉 | 新宿三丁目駅西武新宿駅新宿西口駅

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。