根室花まる、銀座のお昼

銀座にいく用事があって、ついでに銀座で昼をとる。
回転寿司の「根室花まる」の銀座の店を狙っていきます。

実は先日、北海道に行った人が現地の回転寿司の食べ比べをして、根室花まるがダントツにおいしかったよ…、って話をしていた。
回転寿司のレベルの高い北海道でも、根室花まるは別格…、って定評があって、たしかにそのクオリティは下手な寿司屋を軽々越える。
東京に来てもそのおいしさは変わらずで、それで人気があるのでしょう。

ビルの開店直前に到着し、エレベーターにのって食堂フロアについてみんなが一直線に急いでいくのがこの店で、開店同時に満席。
そしてたちまち行列という人気。

開店直後というのに、ベルトの上にはこれでもかって寿司がギッシリ流れてて、それらがみんないい状態。何を食べようと揉み手をしながらお茶を作ってお皿に醤油を注いで食べる準備をします。

目の前には握り手さんがにこやかに、何にしましょうと声かける。
直接注文するのもよし。
カウンターに置かれた伝票に書き込み手渡し待つのもよしという具合。

活きた真粒にホッキを食べる。
ゴリゴリとしたつぶ貝の砕けて、しばらく噛んでるうちにとろける感覚。
クニュクニュとしたホッキのなめらか。
風味豊かで軽い渋みを残してなくなる独特な癖とどれもゴチソウ。
「生」と札を刺されたホタテはネットリと。ザクッと歯切れて旨みを残して消えていくのにウットリします。
青い魚はさんまにイワシ。
どれもとろける。
ひんやり脂が口の温度を一瞬下げて、強い旨みが口に広がる。
人肌のシャリと冷たい魚がまじりあい、散らかるご飯の粒をネットリまとめて口に行き渡る。
ブリは脂がほどよくさっぱりとした後口で、ザクッと歯切れるカンパチは旨み、風味も力強い。

ココの寿司はシャリの酸味や旨みが控えめでそっけないほど。
それが魚の旨みや風味を引き立てるのでしょう。魚がおいしい。おいしい魚を邪魔せぬシャリ。醤油も味わいスッキリしていて、ガリもさっぱり、甘み控えめの大人味。
みっちり詰まって魚卵の粒のひとつひとつがしっかりしている数の子は噛むとパラリと口に散らかる。玉子をたっぷり抱いたシャコ。甘いツメをつけずとも醤油で十分、味が整うところにウットリ。感心します。

寿司以外の料理もベルトの上を流れてきます。
ジュースやティラミス、プリンやフルーツと回転寿司ならではのモノも流れる。
キャベツの漬物がおいしそうで、それをつまみに飲む人もいる。
芋餅なんて北海道のご当地料理も流れていたりして、「ざんぎ」もそういう料理のひとつ。
鶏の唐揚げ。
ニンニクを効かせたタレにジックリ漬け込み、衣をつけてガリッと揚げる。
タレが焦げた香りがこうばしく、歯ごたえたのしくジュワリと肉汁と脂が染み出してくるのがステキ。

一本穴子をたのんで、本当はこれでビールだなぁ…、なんて思った。
都心のお店ということもある。
銀座の街をみながらの食事で気持ちが大きくなってるって言うこともあるのでしょうネ。お酒を飲む人の多いことにはビックリします。オモシロイ。

北海道的な寿司をもひとつ。真いかの握りにすりおろした山わさびをたっぷりのっけた握りを食べる。わさびと違って突き抜けるような鋭い山わさびの辛さがイカの甘味を引き立て、口の中でとろけるおいしさ。涙がでるほどおいしく味わう。
ボタンエビの握りはネットリ。頭の中の味噌もおいしく口の中でとろけるたのしさ。バクバク食べて、あっという間にカウンターには皿の山。ただ、〆にしようとたのんだ巻物がなかなか来ないで結局食べずに席をたつ。忙しいんでしょう。それに前回来たときに比べてちょっと握り手の数が少なかった。けれど巻物をたのむというのは帰りたいというメッセージでもあり、優先的に作ってくれても良かったのに…、って思ったりした。表に出たら50人ほど並んでいました。繁盛店。

 

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