朝のマックにおやつなマック

朝マックでソーセージエッグマフィンをたのんだ。セットにするとハッシュブラウンが付いてきて、飲み物はミルク。牛乳パックだけはそれほど小さくならず、だからそれ以外の料理がミニチュアサイズになってしまったことが対比でよくわかる。
手にのるマフィン。しかも空気をたっぷり含んでふっかりとした原価をかけぬ賢い料理。
君たちも投資家のために必死に身を削ってがんばってるんだね…、って慰めながらパクっと食べるとジャリっといった。卵の殻の混入です。
そのままそれをカウンターに持っていきレジスタッフにその旨つたえる。
しばらくお待ちくださいといわれてたっぷり待った挙句、責任が取れるのか取れないのか分からぬ人がやってきて「異物混入ということですか?」と。言い方はやわらかいけどマニュアル通りの喧嘩腰です。ええといったら、返金ですか、作り直しですか?と聞いてくる。しかもずっと手元は作業を続けてて大変だなぁ…、と思ってどちらもいいですからって言って立ち去る。その間、「申し訳ありません」の一言もなし。それほどまでに忙しく、それほどまでにお客様の気持ちを慮ることを面倒と思う環境、働き方。残念だなぁ…としみじみ思った。

実は先日、こんな経験をしてマクドナルド を見直しかけていたところだったから尚更残念至極だった。
打ち合わせに訪れた街で時間調整。10分ほどの時間を潰せそうな店がマクドナルドしか見当たらず、それで朝食時間じゃないマクドナルドに来てみたわけです。
いつもの朝食時間ではない。昼食時でもない、夕食時でもない。おやつ時というわけでもない中途半端な時間帯で店はのんびり。でもカウンターの中にはしっかりスタッフがあるべき場所にいるのにビックリ。
注文するとそれから作る。
トレーニングが行き届いているのでしょう…、あるいはスタッフが熟練した良い状態であったのか作業をみていて気持ちいい。
フィレオフィッシュをセットでたのんだ。フレンチフライに飲み物がつきひと揃え。飲み物はアイスティーを選んでみます。2分ほどかなぁ…、待つのが苦痛ではない程度に待ち、手にして二階の客席にゆく。

「キレイ」の状態がちょっと乱れておりましたか。
お客様の少ない中途半端な時間帯にありがちな、テーブルの上が濡れてたりトラッシュボックスの周りが混乱していたり。
ファストフードで一番大切なのは品質よりもクレンリネス。
…、って思っていたら店のスタッフがやってきてテキパキ、店を整えていく。悪くないなぁ…、悪くない。

ちなみに揚げたてのフレンチフライのおいしいコト。ザクザク歯切れて中は熱々。歯切った断面から湯気がぽわんと飛び出してきて、ハフハフしながら食べるとうまい。もうちょっとだけ塩がしっかりしていたらこれを目当てにこれるかも…、ってまたまた感心。

フィレオフィッシュは小さくなった事以外、状態はよく安定してる。ただフィッシュフライの香り、風味に味が弱くてタルタルソースを食べてる…、って感じがするのネ。
フィレオフィッシュが空色の紙でくるまれるのでなく箱に入ってくるようになってからいろいろ変わった。バンズだけでなく具材も全部小さくなって、バンズの口溶け感ばかりが良くなる。ふかした肉まんにマヨネーズをつけて食べてるみたいな感じがなんだか不思議。
ファストフードにおいて「安く売る」=「調味料を食べさせる」コトなんだなぁ…、ってことなんだなぁ…、って思ったりした。
おやつレストランとしてはいい場所になったのかもしれないマクドナルドで、食事をしようとするといろいろストレスたまる。いい勉強をいたします。

コメント

  1. ぱんだちゃん

    申し訳ありません、と言うと、言った側の不備を認めることになるからマニュアルに入っていないのでしょうか?まず、ご迷惑またはご不快な思いをさせて申し訳ありません、の一言があるだけで随分気持ちが和らぐでしょうに。私はマクドナルドは余り行かないのですが、今日行った手作り系ハンバーガーショップで、2人のスタッフ対応による印象の違いをひしひしと感じました。お水の置き方一つ、お待ち下さいの言い方一つでも、随分受け手の印象が異なります。スタッフに、お客さんに楽しく食事をして欲しい、という気持ちがないと、一気に殺伐としたこなし業務になり、提供される食事の質まで下がったように感じて残念です。今回の榊さんの大人の対応、恐れ入ります。

    • サカキシンイチロウ

      ぱんだちゃんさん
      なにか問題があったとしても、もうすっかり気持ちの上ではその問題が解決されてしまっていることって案外あるんです。
      この朝も、玉子の殻を感じた段階で、今日は塩分過多な料理を朝から食べなくてすんだ…、と気持ちは収めていたのですけれど、その収めた気持ちを、それでよかったんだと納得させてくれるきっかけとしての「申し訳ありませんでした」という一言が本当は欲しかった。
      許したい気持ちが、諦めにかわる。
      あきらめは怒りよりも厳しいものだということを、人と人とが関わり合うことを仕事にしている人たちに知ってほしいなぁ…、と思いました。

      • ぱんだちゃん

        諦め、って絶望というか、無関心ですよね。
        愛の反対は憎しみではなく無関心である、という言葉を思い出しました。
        申し訳ありません、という自分の非を認めるのはそんなに難しいのでしょうか?
        次回のマクドナルド訪問記事を楽しみにしています。

        • サカキシンイチロウ

          ぱんだちゃんさん
          お店の人のお客様への無関心。
          それは巡り巡って、お客様のお店に対する無関心につながっていく。関心をもたれぬお店。期待されぬお店で働くことほどつまらないことはない。自分の仕事を人から関心を持たれる仕事になぜしないんだろう…、って残念に思いました。
          近々、また行ってみることにいたします。

  2. みやはら

    CMで働いてる人は80%以上満足だか、働き甲斐があるだか、なんだかって自画自賛していますよね。
    所で、マックって、なんであんなにいろいろ入っているんでしょうね。この間は歯が入っていたってニュースで言ってましたよね。
    私もマックに関しては全く無関心です。近所にありますが、無くなっても全くオッケーです。滅多に行かないしね。

    • サカキシンイチロウ

      みやはらさん
      アンケートというのは、設問の仕方によっていかようにも結果を変えることができるという典型なのでしょうね。
      マニュアル通りにやっていれば安心という気持ちのゆるみが現場を蝕んでいるのでしょうね。歯が混入するくらいだから、もっと小さな、例えば髪の毛とか簡単に混じっちゃうだろうなぁ…って思います。

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