有楽町の午後のあれこれ。家でうどんを煮て食べる夜

家に帰る前にまとめ物をしておこう…、と東京フォーラムのブルックリンロースティングカンパニーに寄る。
気持ちの良い店。
ガラスの箱からのような建物を上手に活かした明るい店内。お店の人は若々しくて、仕事は丁寧。
ミルクを注いだりカップに入れたりといった最後の仕事をお客様の目の前で必ずする。そして一言かわす努力をしているところがボクは好き。
ロの字型のカウンター。エスプレッソマシンが置かれた反対側にカウンター席。商品受け渡しの場所の横にはウォーターサーバー。
こじんまりしていながらも見どころのある景色もステキ。
お供に選んだのはコルタード。エスプレッソにフォームドミルクをちょっと注ぐエスプレッソの持ち味をたのしむ飲み方。甘みと苦味のバランスがよく酸味おだやかなエスプレッソを一層おいしく感じる一杯。

それにしても今日はおばさまたちの姿が目立つ。ボクの隣にもおばさまふたりが座ってたのしい会話。目が合い「何か催しがあるんですか?」と聞いたらコンサートで来たんだという。
たのしみでたのしみで、早く着きすぎたもんだから駅でお弁当を買って来たらホールの前にテーブルが置かれてしかもお弁当屋さんまで店を出してる。わたしたちのためになんて粋な計らいだろう…、と思って弁当食べてくつろいでたらネクタイした人たちが買ったばかりの弁当持って席が空くのを待っている。
ありゃ、これはわたしたちのためじゃないんだ…、って立ち上がっていくとこないからここでコーヒーを飲むことにしたんですよ…、って大笑い。
フードトラックが集まるコトで有名な場所ですものね。それからいろんな話で盛り上がり30分ほどたのしく過ごした。若い人たちと話してもらえる元気と違った元気をもらった。年取ることはステキなことでもございます。

 

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時間は3時ちょっと前。書き物もほどよく仕上がり、家に帰る前に隣のクリスピークリームドーナツを覗いてみます。
オリジナルグレーズドがそろそろ仕上がる時間かなぁ…、って。「HOT NOW」のサインはついていなかったけど見るとドーナツがベルトの上を流れてる。あれを一個食べられますか?って聞くとニッコリ。工場とカウンタっとの仕切りを開けて、ベルトの上から一個取り上げ、どうぞとくれた。
あったかにしてフカフカで、ちぎるとジュワッと表面の砂糖が染み出し指濡らす。溶け出したはずの砂糖が次の瞬間に固まりサクッと砕けて、そしてとろける。
まさにクリスピーでクリーミー。
おいしいなぁ…、工夫や技術を凝らして作られる見目麗しくて複雑なお菓子もおいしい。けれどこれ以上引くことができないほどに単純で、なのにおいしいお菓子のおいしさは心に響く。オキニイリ。

 

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夜になるとしみじみ涼しい。明日から気温も下がるようで、うどんを炊いて晩ごはん。
10分茹でる半生うどんを18分茹でやわらかにする。湯切りをしただけ、洗わず〆ず、それを出汁にいれたら今度は2分ほど。味をしっかり麺の芯までいれてやる。
麺だけ器に移した上に茹でてる間に甘辛味に煮込んだ牛肉とネギを乗せ、鍋に残った出汁に溶いた玉子を入れてふっくら仕上げる。それをザザッとうどんの上に流したら、かきたま牛肉うどんの完成。出汁を吸い込みふっくら仕上がる玉子がおいしく、煮込んだうどんはスルンと喉を駆け下りてお腹を芯からあっためる。
千切りキャベツのおリールオイルあえをお供に食べて、ほどよくお腹が満たされる。

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