昼もなぜだか飛行場

羽田についた時間がちょうど正午という今日。昼ご飯をどうしようかと思いながら飛行機降りたら目の前に、三合菴のお店があった。

sango

気分がたちまち蕎麦になり、それですんなり。三合菴のお客となった。
結構にぎわっているようで、お店の前や周りのテーブルはほぼ満席で、ちょうど食べ終えた人たちが立ち上がったタイミング。
決して安い蕎麦ではない。
ボクがたのんだ天ぷら蕎麦は1080円という値段にて、ただこれを飛行場プライスを思うにいささか勿体無いほど、おいしく、ボクはオキニイリ。

sango soba

なにより大きなカウンター。作業が手元まで見通せる店のしつらえがスガスガしくて暖簾の白に蕎麦の文字。
日本らしさが凛々しく漂う。出汁の匂いもセットでほわんと漂ってきて、待ってる間、ずっとお腹がなっていた。
注文してから天ぷら揚げて、その天ぷらがあがる頃合いを見計らい蕎麦が茹でられて完成していく。ちょっと小さめの丼で、ちょうどすっぽり、両手の平の中に入って居心地が良い。まずは熱々の出汁をゴックリ。

sango an

醤油の風味が今日はちょっと強めでしょうか。とは言え出汁の力強さと、最後にすっきり酸味を残して幕を引く、素性正しいお江戸の蕎麦の味わい深さ。
麺はネットリ。からみつよくように口に入って、ザクッと切れる。舌にザラッと蕎麦独特の食感のこして、蕎麦の香りも鮮やかでよい。
ほどよきサイズのエビの天ぷら。
出汁に油を放ちつつ、それがコクになってかなりの存在感でお腹を満たす。
飛行場で朝を食べ、別の飛行場で昼を食べるというこのステキ。気分はゴキゲントラベラー。

 

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打ち合わせのために人に会うため待ち合わせ。ディーンアンドデルーカの羽田のお店を選んで待った。

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横浜にオフィスを持っている人たちで、彼らもちょうど羽田から移動をするというので羽田のココを場所に選んだ。
立派な箱モノ。なんでこんなショッピングモールみたいな飛行場を作ったんだろうとたまに思うこともある。けれどこうして、飛行場で出会って仕事ができたりするのもこの充実と、交通至便な場所だから。それはそれにてありがたい。

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秋のお菓子のカンノーリ。
一ヶ月ほど前だったでしょうか…、そろそろ発売と思っていつつ食べ損なっていたのに出会う。
あぁ、これで、今年もコレが食べられる。
さっくりとした揚げ春巻きのような生地。そこにぽってりクリーム詰めて、マラスキーノチェリーを飾る。噛むとザクッと崩れて散らかり、どっしりとしたクリームが口を潤し消えるおいしさ。
最後の最後までマラスキーノチェリーを残してプチュっと食べて、仕上げとします。
実はボク。アメリカ時代にマラスキーノチェリーが好きすぎて、結果食べ過ぎ。太る原因のひとつとなった。やっぱり今でもオキニイリ。  

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ところで本日、人吉から熊本空港まで車で運んでもらう間、ずっとCDで「ちあきなおみ」がかかってました。山奥の小さな町から徐々に都会に向かっていって、そんな都会もかすめて阿蘇を目指して走る。
車の中を満たす叙情にしんみりしつつ、あぁ、いいなぁ…、ってウットリしました。
中でもこの曲。「あかとんぼ」。

この歌を閉店の日に常連さんを集めてしんみり唄ってあげるためだけに、新宿路地裏に小さなスナックを経営するのもいいかもなぁ…、と、真剣に思ってしまう、今日このごろでございます。

コメント

  1. はるのにがみ

    カンノーリといえば、
    映画「ゴッドファーザー」を思い出しますね。

    季節も深まってきました。

    天高く、馬も私も肥える秋。。。

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