星型チーズのタコベルはなぜ…。

タコベルを覗く。
神保町に今年の半ばにできた店。
大通りに面した角地という商売するに適した場所で、周りに人気のお店も数多い。なのにあんまり流行ってないように見えるところは他のタコベルと同じ状況。
学生街で若い人が多いからメキシコ料理という新しい食べ物に飛びついてくれるだろうと思って出店したのだろうけど、案外それはお門違いなのかもれない。今の若い人たちの関心ごとは、食じゃなくてスマフォの中のさまざまで、たしかに昔は若い人たちが集まる場所が食の流行の発信地だったのに、最近ではコンビニやSNSで流行は作られる。

今日もお店の中にいたのはサラリーマンのおじさんたち。
野菜を沢山食べる機会は少ないからねぇ…。
サブウェイにもあきちゃったし、たまにはこういうのもいいんじゃないの…、って仲間同士で話をしながら注文してた。
これなら丸の内とか大手町とか意識高い系おじさんのメッカに出せばいいのに。
チェーン展開において立地戦略ってとても大切。もったいない。
いっそのこと、タコスだけじゃなくタコライスなんかを売ったら受けそう。ついでに沖縄そばとセットにしたら案外ブレークするんじゃないか。でもそれだとすでにメキシコ料理のお店じゃなくて、沖縄料理のお店になっちゃう(笑)。

タコスを二個、メキシカンチップスにドクターペッパーでひと揃え。
ちなみにこの店。一階に厨房、カウンター席。二階がテーブル席という2層構造。だからでしょう…、ドリンクバーをもてないでいる。
渋谷の店では飲み放題のドクターペパーがここでは一杯分しか飲めない。なんだか損した感じになるのももったいないなぁ…、と思ったりする。
一階部分にカウンターを作るなんていう欲張ったことをしなければ、二階にドリンクバーをおけたのになぁ。何が自分のお店の売り物なのかを見極め、しっかりそれを守り続けることが大切なのに、もったいない。

タコスはおいしい。割と好き。
ソフトタコにはグリルチキンを、ハードタコにはグリルビーフを詰めてもらって中くらいの辛さで仕上げてもらったもので、特にハードタコのバリバリ、奥歯で砕ける感じがオキニイリ。
ただ、どうなんだろう。
タコスに入れたチーズが星型。このキラキラな商品づくりは一体だれのためなんだろう。もしかしたらホリデーシーズン限定のサービスなのかもしれないけれど、おいしいタコスを食べたい人にはどうでもいいこと。サイドで選んでメキシカンチップスも、カルディに売ってるナチョスな感じ。メーカーたのみの商品開発ってとても危うく面倒くさい。しょうがないかと思ってお店を後にする。

 

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コメント

  1. 匿名

    神保町のタコベルは、柏水堂の跡地ではありません(>_<)
    BAGEL&BAGELの跡地なのです。
    柏水堂さんのビルは現在建て直し中のようですよ。

    • サカキシンイチロウ

      匿名さん
      ベーグルベーグルさんの前が柏水堂だと思っていたのですけれど、番地を調べてみたら柏水堂さんが神田神保町1−10。このタコベルのビルは神田神保町の1−8。勘違いでした。ご指摘ありがとうございます。記述内容は修正させていただきました。

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