明太子スパゲティに、夜の大人の自然薯定食

朝、スパゲティーを作る。

昨日の夜からずっと雨。
実は気圧の変化で自律神経の動きが活発になってしまう体質で、一晩鼓膜がベコベコしてた。
寝苦しくって、ずっと明日は何を食べようってベッドの中で考えていて、おそらく外に出たくなくなるだろうから家で作ろうと冷蔵庫の中をイメージ。
それでポーンって頭の中に落ちてきたのが明太子のスパゲティー。
起きて早速、お湯を沸かした。
お水が沸騰するまでを使って玉ねぎを薄切りにする。
ニンニクと赤唐辛子を弱火で煮込んだオリーブオイルにその玉ねぎを入れて火を止める。
そのタイミングでお湯が沸き塩を溶かして麺を投入。細め、平打ちのリングイネピッコロをひとつまみ。数回かき混ぜ麺を散らかしグツグツ茹でる間に明太子の膜を剥がして木のボウルに入れ、パセリを刻んで混ぜ合わす。大葉を刻んで準備万端。
麺をお湯から取り出して玉ねぎを炒めたフライパンに移して生クリームを注いで軽く昆布茶の粉。タプンタプンと揺すってとろみがついたところで明太子を入れた器に移して混ぜる。胡椒を挽いて大葉を乗せて出来上がり。麺にしっかりからみついた生クリームが接着剤の役目を果たして魚卵がきれいにまとわりついて、口をねっとり潤すおいしさ。お腹も満ちます、オゴチソウ。

雨が上がって夜。どこかで夕食と町を歩いた。
さすがに自粛要請の土曜日です。やっているお店の数が少ない。来週からは本格的に休業する店が増えるんだろうなぁ…、とぼんやりしながら車力門通りから杉大門通りをグルリと歩いた。
まるで町の見回りみたいな感じでござる(笑)。
せっかくだからいつもは行かないお店をためそうと、新宿通りに面したビルの2階の「シャルク」に決めた。
立て看板に「夜の定食あります」というフレーズみつけて心惹かれた。
しかも自然薯と麦飯。メインの料理を6種類ほどの料理の中から選ぶことが出いるというのもいいなと思って2階に上がる。
カウンターにはおなじみさんが楽しげにお酒を飲んで料理をつまむ。日本酒飲み放題のメニューなんかあったりもして、メニューをみると気の利いた酒の肴がズラリと並ぶ。友人と二人で定食2つたのんで、メインも2つ。

鶏の唐揚げの梅おろし添えと、豚の生姜焼きをそれぞれ選ぶ。
ちょっと時間がかかります。
丁寧な仕事で料理ができあがる15分ほどずっとおいしい匂いが漂っている。
味噌汁が炊けてるような匂いで定食の汁をひと口飲んで納得。
ごぼうをたっぷり炊いて作った味噌汁で味わいしっかり。
ああ、おいしいってホッとする。
メインの料理の他にはおからと大根の桜漬け。
麦飯に自然薯とお盆の上は彩り豊かでなんともにぎやか。自然薯は多めの出汁で伸ばされてサラサラしてる。自然薯って擦ったままだともったりしていて土臭く、良薬口に苦しって感じなんだけど、こうして出汁で伸ばして食べるとスベスベとした喉越しと滋養を感じる風味ゆたかに食欲も湧く。ご飯にかけてサラサラするのもおいしいけれど、そのまま飲むと栄養がお腹の中を満たす感じにウットリします。

鶏の唐揚げがおいしかった。しっかり味が入ってて表面ザクッ、中はしっとりジューシーでたっぷりかけた梅の風味の大根おろしがまた旨い。梅おろしだけでもおかずになっちゃう。生姜焼きもちょっと強めの味わいで、これで酒を飲んだら旨いだろうなぁ…、って思わせる味。
この定食のメインの料理とおから、漬物で酒を飲み、〆でサラサラ、自然薯ご飯でお腹を満たす。これこそ夜の大人定食って思ったりした。
追加でとったスパムの天ぷらってのがまた悪い奴。薄衣をまとわせてこんがり揚げたスパムなんだけど、ふわふわサクサク。粒マスタードと中濃ソースを合わせたソースで食べるとこれがいくらだって食べられる。タコの煮付けもおいしくて、今度はゆっくり飲みにこようかって思ったりする。さぁ、帰る。

 

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