旅館ホテルで洋朝食を食べる朝

下館という北関東の駅近く。いつもお世話になってるホテル。朝ご飯がしっりしている。
朝食を提供している場所は和風の宴会場。畳敷きの座敷に塗りの椅子、テーブルが置かれてて旅館の朝のような趣。入り口近くにトースターやコーヒーマシン。あるいは茶碗にご飯が入ったジャーが置かれて部分的にセルフサービス。けれどメインの料理は厨房からできたてのモノが運ばれてくる。
しかもチェックインのときに洋食か和食を事前に選んでおくという、少ない人数でロスを出さないようにという、賢い仕組み。こういう賢さや工夫はステキ。悪くないなといつも思って感心します。

チェックインのカウンターに翌朝の朝食の写真が置かれているのもウレシイ。
和食、洋食、どちらにしようかと実はちょっと迷ってて、写真を一瞥。
即決しました。
洋食セット。
理由は和食の小鉢が温泉卵だったこと。
ブヨブヨとした玉子の白身が出汁の中に漂っている。まるでクラゲのような姿が苦手で見るのも怖い(笑)。
それで迷わず洋朝食にしてもらう。
そのときどきで、洋食、和食の割合が随分変わるのだけど今朝。
洋朝食が大人気。
朝はパン…、っておじさんがこんなにいるのにビックリします。

お盆の上にギッシリ料理が並びます。
卵料理にグリルベーコン。野菜サラダにヨーグルト。
パンは2種類。ロールブレッドに食パンで、まず食パンをトースターで焼く。
ダイヤルで焼き時間をしてしながら焼くオーブントースターで、好みの焼き加減になっているかを何度も何度も確かめながら焼いていく。結構時間がかかるので、ぼんやりトースターの前に立って待つのもおかしく、テーブルとトースターの間を何度も行ったり来たり。動物園の檻の中の白くまくんのような感じに、自分で笑う(笑)。
良き状態に焼き上げて、めでたく朝食を本格的にスタートします。

今朝の玉子はスクランブルエッグ。ちょっと食べてみたら甘めの仕上がりで、お子様味にしてやろうとケチャッププチュリ。黄色い玉子にケチャップの赤がキレイで目が覚める。
そうだ、これをホットドッグ風にとロールブレッドにスリット入れて、そこに玉子を詰め込んだ。パセリの葉っぱをちぎってちらし、パクリと食べるとロールブレッドが口溶けがよく、ふっくらとした煎った玉子と好相性。
サラダと一緒に口に運ぶとシャキシャキトロリと、口の中がニギヤカになる。サラダはドレッシングを使わずそのまま。ツナの旨みと野菜の甘さをたのしみ食べた。

イチゴジャムが風味をそえるヨーグルト。朝のお腹が潤う感じ。
ほとんどすべてを食べ終えて、最後に残ったトースト、それからベーコンでサンドイッチを作って〆る。
トーストの上にベーコン。ズラリと並べてパンをのっけて挟むだけ。あとはバックリ、手づかみにして食べるだけ。トーストとベーコンを別々に食べるのとはまるで違った味がする。手づかみしている。ガシッと噛む。中身は同じで食べ方だけが違ってる。なのにこんなに違って感じる。
食べるものって「感じ」が大切。カサカサとした前歯をくすぐるトーストブレッドの食感に、むっちりとしたベーコンが間髪入れずまじるからこの味わいになるんだろうなぁ…、と思ってニッコリ。さて、仕事。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。