新宿ルミネエストの8Fはムラサキ

新宿駅のルミネエスト。
JRが運営する商業施設ルミネブランドの中でも、一番気合の入った先端施設。2フロアある飲食フロアのワンフロアがリニューアル。今日からグランドオープンだ…、って言うのを思い出しやってきてみる。
ビルの8階。最近流行りのフードホールのようでいて、一部がフードコートのようでもあってとちょっととっちらかった仕上がり方。
若い女性をターゲットにしているからでしょう…、ピンク、パープルと照明計画がかなり派手め。施設真ん中にタピオカミルクティーのお店があるのだけれど、早速女子たち、ワーキャーしながら写真を撮ってる。フロア全体インスタ映えを狙った感じ。
メインテナントはハワイアンハンバーガーのクアアイナと湘南ブランドのハワイアンダイナー。今更?って思いもします。

ちなみに、開業初日ということもあったからでしょう。この場に似つかわしくないおじさんたちやおにぃさんがたくさんいました。
外食関連の人たちは「ダボダボスーツ」の人たちと「細身スーツか短いパンツ」の人たち、あるいは「着るものに頓着しない」人に大体分類される。ダボダボスーツの人は既存の法則に縛られ正直だけど、新しいものを作り出せない管理型。細身スーツや短いパンツは自由の象徴。自由だけれどふわふわしていて正体不明。なんでもありの気風が元気に向かうかヤンチャに向かうか、ひやひやしちゃう。
ここはダボダボスーツさんが細身スーツの人たちに名刺を渡して頭を下げる場所でした。
それにしてもなんで開業初日に本部の人が沢山来て現場をぼんやり見てなきゃいけないんだろう…、開業前にするべきことをしていればあなた達は邪魔なだけだよ、ってちょっと思った。不思議なり。

大阪からの進出組が何軒か。
スパイスカレーの店であったりベーカリー。
それらの中に、ニューヨークスタイルのピザの店があってそこを試してみることにした。

「ピッツァグロリー」っていう名前のお店。
大きく焼いたピザをカットして提供するスタイルで、東京には「ピザスライス」ってお店が有名。
代官山と青山に店があってかなりの人気。ボクも結構好きな店。一時期、アメリカから同じスタイルのスバーロってチェーン店が来て頑張っていた。今は無し。もしここがおいしかったら青山までわざわざ行かなくてすむのがうれしい…、って思って食べてみたのだけれど、完成度がいかにも低くてがっかりしました。

まず提供時間が遅い。ピザはすでに焼き上がっていて、注文するとそれを温め直すだけ。なのに15分ほど時間がかかる。ベーカーオーブンがキッチンの奥にあってしかも小さい。こういう問題が起こることは想定できそうなものなのに、家賃が高いから小さな厨房でお客様を待たせることを選んだのでしょう。ビーパー渡すところも待たす気満々(笑)。
出来上がった商品を渡すためのカウンターもなく、ショーケース越しに背伸びする。背の低い女性には大変だろうと心配になる。
肝心の商品の出来栄えは好きじゃなかった。生地がやわらか。口に含むとすぐトロトロになってとろける、ピザというよりパイのよう。ただやわらかくて口溶けのよいものが好きな人にはいいか…、と思ったりする。お勉強。

 

関連ランキング:ピザ | 新宿駅新宿三丁目駅新宿西口駅

コメント

  1. めるば

    スバーロ!渋谷駅前にありましたね。ミートボールとか惣菜?も常時置いてて、個人的には好きだったので消えたのは残念でした。
    クアアイナの提供スピードを考えるとあぁいう場所にマッチするのかどうか謎なんですが、どうなんですかね…

    • サカキシンイチロウ

      めるばさん
      クアアイナはハンバーガーレストランですものね。だからかフードホールの中にあって、自前の椅子、テーブルで囲い込み。おそらくうちは時間がかかるよ…、って意思表示なんだろうと思いました。
      スバーロ。ボクもミートボールが好きでした。途中から集客のためにとパスタに力を入れ始めて、それが悪い意味でのアメリカンクオリティー。それが寿命を短くさせたのかなぁ…、なんて思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。