新宿タヴァンでたまごサンドとクラムチャウダ

朝を新宿。ちょっと早めにでてきてそれで「タバーンオンエス」にやってくる。
バスターミナルビルの一階。
NeWomanという、おそらく「新しい女性のライフスタイル」をなんちゃらするのが目的の、でも実際、大きく滑りまくってる商業施設の飲食フロア。壁をもたない店が5軒、集まるフードホールの中の一軒。
今までこういう施設が新宿にはなかったからでしょう…、案外人を集めてる。
中でも一番大きなお店がこの店で、にもかかわらず遅めの朝には人が溢れて座れなかったりすることもある。ボクも数回ふられております。
ただ9時までは、限定メニューの先払い制。さすがに空いてて、しかも自由に席が自分で選べるところも好きで今朝。お店の象徴でもある大きなバーカウンターを一望できる一等席に座ってのんびり。いい気持ち。

入り口脇のレジのところで注文をしてお金を払い、木を彫り削り出した「Cの字」マークをもらって好きなテーブルに付く。
以前はこれが番号札でありました。
あぁ、ボクは6番さんなんだ…、ってちょっと気持ちが下がったもの。同じ文字でも数字じゃなくてアルファベットだとなんだか気持ちが楽になる。できれば「C」じゃなくて「S」だったらボクの頭文字なんだけど…、なんて思ってニッコリします。
朝の時間帯のホットコーヒーはお代わり自由。お店の一部にコーヒーを入れたコンテナと水のジャーが置かれててセルフサービスというのが合理的でいい。お水を入れるカップにアルファベットが書かれてて、Sの字探してお水を注ぐ。今朝の料理がやってくる。

実は一時期、朝の料理の提供時間が長くて利用を躊躇していた。
けれどオペレーションが改められたのでありましょうか…、今日はすんなり料理がでてくる。
朝は気持ちが先へ、先へとせく時間帯。
のんびりしようと思ってきている人たちも、食事はなるべく早くすませて、食後の時間を自由に使いたいというのが本音じゃないか…、と思うわけです。
だから料理をなるべく早く提供しようという工夫は的をいてるしアリガタイ。
それにしても「朝活」とヤツでしょうか…、若い男女10人ほどが名刺交換しつつなにやり勉強をする。ただ雰囲気的には朝の合コン。まぁ、それもよし。若いときにはいろんなコトを試すのがよし(笑)。

たまごサンドにクラムチャウダーを追加しました。
ふっくらとしたパンを焼かずに卵サラダをたっぷり挟む。パンは浅草の名店、ペリカンのパン。自然な甘みと塩の旨味のバランスがよく、きめ細やかであふれるほどに卵サラダを突っ込んでもへたらずスクッと立っている。
指にピトッと貼りつくような生地にうっとり。噛むとムチュンと前歯を軽く包み込むようにしながら歯切れる。卵サラダがひんやり舌にのっかって、口の中へと広がっていく。肉感的なるオゴチソウ。

それにしてもたっぷりの卵サラダ。噛むと別のところからはみ出し、零れ落ちそうになる。それを吸い込むように口に収めてなおも食べ、口の中が玉子まみれになるのがたのしい。それでもパンの存在感がうせぬところにまたウットリ。
レッドキャベツの塩漬けとキュウリのピクルスがサイドにつきます。このキャベツがおいしい。軽い苦味と塩の風味、噛めば噛むほどキャベツの甘みが滲み出してきてコツコツ奥歯を叩く感じに目が覚める。
じゃがいも、ニンジン、玉ねぎを同じ大きさに丁寧に切り、アサリと一緒に炊いたチャウダー。
具材たっぷりでホロリと崩れるじゃがいもが、気持ちをホっとしてくれる。堪能しました。オキニイリ。

 

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