我、カルボナーラ作りに成功せし!

先週玉砕してしまったカルボナーラ作り。
どうにもリベンジしたくて、夜食に作る。
手打ちで生のリングイネがあり、それをまずは固めに茹でる。
茹でてる間に、塊のままのベーコンを細切りにしてオリーブオイルでこんがりと焼く。
焼きつつ、玉子を2個、黄身だけにしてそこにたっぷり、ペコリーノチーズとパルミジャーノをおろしてくわえる。
叩いて潰した胡椒をあらかじめ入れておきます。
ベーコンが焼けて大きさが半分くらいになったところで胡椒をそこにも加えて辛味、香りを出しておく。
茹で上がったパスタをベーコンを炒めたフライパンに移してそこに白ワイン。アルコール分を飛ばしながらジャジャっとパスタを揺すってタプンと乳化させ、濡れたタオルの上にフライパンおき粗熱をとる。
玉子とチーズをとろかしたボウルの中にフライパンの中身をザザッと投入し、一気にまぜてからめて仕上げ。
お皿に移して、胡椒をパラリで出来上がり。
このツヤツヤとネットリ感。玉子であえてる間ずっとタプンタプンと黄身が音立て生の名残を保ったままで仕上がっていく。とは言え玉子は生でなく、熱が入ってソース化している。ワインの酸味が玉子の甘みを引き出して、カリカリベーコンの風味も上等。ますます精進いたしましょう…、とまずはホっといたします。

土曜日の朝、サンドイッチを作る朝。
ざっくりと焼けたイギリスパンを貰った。
ボクの好みの薄切りで、封を切ったら中から甘い酵母の匂いがただよってくる。
そのまま食べると、ボソッとちょっとたよりなく焼くとおいしくなてくれそう。
賢いトースターで4分焼いた。

2枚を一組。
重ねたままで焼くと片面だけが焼け、重なり合った内側はふっくらやわらか。
焼きあがった瞬間は、蒸気がパンから沸き立って持つとちょっと軽くなったような気がする。
芥子を混ぜたマヨネーズを塗ったところに胡椒をたっぷり。
ジャンボんブランにコンテチーズを薄切りにして並べてレタス。
バターを塗ったパンで蓋して、ザクッと切って出来上がり。

レタスの芯に近い部分を使って作る。
元気で頑丈なレタスの葉っぱがパンを持ち上げ、空気を含んで仕上がっている。
噛むと前歯がカサッとかろやか。前歯、歯茎を焦げたパンがくすぐりちぎれる。ハムはむっちり、レタスはカサカサ。
パンの塩気と味わい多彩であるはずなのに、口の中に広がり残る味のメインはチーズの旨み。すべてがチーズのためにあるようなそんなおいしさ。
噛んでるうちにどんどんとろけて口の中がクリーミーになっていく。ミルクと一緒に噛みしめ食べる。豊かな気持ちの朝のコト。

そして夜。おいしいご飯が出来るというのが売りのバーミキュラのライスポット。お米がおいしく炊けるコトは当たり前。他の料理がどう出来るのか…、と試行錯誤をやってみている。

それで肉じゃが。
牛すじ肉を土鍋でコトコト炊いたのを、煮汁ごとポットに入れて皮付きじゃがいも。ニンジン、こんにゃく、玉ねぎをくわえて弱火でジックリ加熱。
ほぼ無水調理で焦げなきゃいいけどなぁ…、と思いながらコトコトしていく。そしたらこれが思った以上によく出来てちょっとビックリ。素材それぞれの持ち味がそのまま生き生きしていて特に、ニンジンなんて甘くておどろく。まだまだたのしみふくらみそ。

それから唐揚げ。鶏もも肉を日本酒、醤油、ニンニク、みりんに生姜をくわえたタレに漬け込み粉をはたいて二度揚げる。サイドにレタスと水なすをオリーブオイルで揉み込みオーロラソースをまとわせ仕上げたサラダ。トマトを飾って健康的に装ってみる。それにしても水なすのみずみずしくておいしきコトにウットリします。水を食べてるみたいな味わい…、それで水なす。感心す。

春の野菜を炊いてみる。八竹と蕗。刻んだ油揚げと一緒にクツクツ。出汁とほんのすこしの醤油で炊いた。薄味なのに味がしっかり整ってくれる、すなわち素材の味が強くてたくましいから。特に蕗の繊維のザクッと歯切れるおいしさ。春を感じるオゴチソウ。
それからワラビ。卵とじにでもしようかと思ったけれど、アクを抜いたそのままで出汁に浸しておひたし風。春の香りとでもいいますか、深い緑の香りととろみ。素直な味にウットリします。
平貝の柱を一個。薄切りじゃなく縦に切り分け塩で味わう。ザクザク歯切れる食感がまずたのしくて、それに続いて強い旨みが広がっていく。春を味わう今日の夜。

コメント

  1. かっち

    パスタを手早く作れるサカキさん、羨ましいです。
    私は、味は悪くないんですけど、不格好なパスタを作ってしまうのです。サカキさん見習って頑張ります^^

    春の野菜を炊いたん、拝見したら、たらの芽と蕗の薹の天ぷらがたべたくなってしまいました。
    体の栄養が満ちて精神的に安定する気がするので、春野菜大好きです。

    天候が安定しない昨今、
    滋養のあるものを食べて、ご自愛くださいね!

  2. かっち

    追伸
    さっき過去記事を拝見したのですが、私、サカキさんの失敗パスタそっくりのカルボナーラばっかり作ってます(笑)

    • サカキシンイチロウ

      かっちさん
      パスタは手早さと大胆さがないとキレイに出来ない料理の一つですよね。だから案外、女性が作るより男の料理なのかもしれない。
      でも、成功したカルボナーラより、失敗したカルボナーラの方がボクにはおいしく感じられたりして、料理って答えがひとつじゃないからたのしんだなぁ…、って思いました。
      春の野菜が苦いのは、冬に疲れた体を目覚めさせてくれるためなのかもしれませんね。
      かっちさんもご自愛ください。

  3. RHEIA

    カルボナーラ成功、おめでとうございます!美しい!!
    記事読みながらこっちも手に汗握っちゃいました(^-^;)

    サカキさんド……何だかとても久しぶりな気がします。
    今朝はうちもサンドイッチでした。生クリームの入った小さく柔らかな食パンを1.2mmにスライスして、ツナマヨ、ハム、レタス。
    気付けば子どもにぜーんぶ取られて、びっくり残念。リベンジです。

    • サカキシンイチロウ

      RHEIAさん
      最近、サンドイッチを夜中に作ってしまうことが多くて、しかも手早くパパっとアメリカ人が作るみたいに作って食べる。
      写真にとるのも気が引けて、しかも日記に書くとお医者様に叱られそうで、ひさしぶりの朝サンドになりました。
      ツナマヨとハムの組み合わせ…、おいしいですよね。マヨネーズをいかにたっぷり使えるかがおいしくするポイントで、作り過程はなるべく思い出したくなかったりします(笑)。
      ちなみにカレー粉をちょっとツナマヨにくわえると風味豊かで食欲アップ。ちょっと困った味になります。

  4. すうさん

    私はよくレタストーストサンドを作ります。強めにトーストしたサンドイッチ用の食パンにバターと辛子(おでんに使う黄色いからしです)をぬり、水分をよくきったレタス5~6枚をサンドします。シンプル過ぎるけど、とーっても爽やかでおいしいです。お試しください。

    • サカキシンイチロウ

      すうさんさん
      芥子とバターの組み合わせは、葉野菜をおいしくしてくれますものね。レタスだけのサンドイッチ…、作ってみますネ。
      ちなみにキュウリを薄切りにして熱湯にくぐらせ、冷蔵庫の中にすぐにいれると水っぽさがなくなります。それをワインビネガーに1時間ほど漬け込んで芥子とバターを混ぜたものを塗ったトーストで挟むとおいしい。パリパリとしたキュウリの食感がレタスのみずみずしさとは違ったおいしさを発揮してくれます。

      • すうさん

        キュウリをワインビネガーに漬けるんですね!連休に作ってみます。
        プロの技ありがとうございます

        • サカキシンイチロウ

          すうさんさん
          漬け込む時間は好みにあわせて。クミンシードやブラックペパーを一緒に漬け込むとエキゾチックな風味が一層、キュウリをおいしくしてくれます。
          パンに挟む前にはキッチンタオルで水気を丁寧にとって、ちょっと多めのバター芥子と合わせると、パリパリとした食感が思う存分たのしめます。

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