悪い夢からさめた朝

悪い夢からさめた朝。どんな夢かというと、サンドイッチを作り損なう哀しい夢で、正夢にならぬようにと気合を入れる。

asand

生地がしっかりした食パン。エディアールの角食を10枚切りにしてもらったの。こんがり焼いて、薄ぅくマスタードバターをぬり、ハムにチーズ、レタスを挟む。
ハムはジャンボンブランをえらんで使い、チーズはゴーダを手切した。レタスは芯に近いところだけ、重ねる前に両手で軽く潰してのっける。パンで蓋してざっくり切って出来上がり。
夢は逆夢…、おいしゅうござる。
調味料はほとんど使わず、素材と素材が混じりあい、塩味、甘み、酸味に軽い渋みまでもが口に広がる。よく出来ました。のんびりしましょう、土曜の日。

それからお昼。近所で食事。

anbai

どこか変わったお店でと、テクリと歩いて四谷三丁目の交差点から信濃町へとつながらう通りにあるお店。
前からちょっと気になっていた「塩梅」という居酒屋を見る。
平日はこの界隈の居酒屋の半分ほどがランチ営業をしているけれど、週末になるとその数、激減しちゃう。オフィスで働く人たちが少なくなるからそれでランチ営業をしなくなるのは当然で、それでも週末にやってるお店はほぼチェーン店。
ここはどうかとやってきたらば、やっていました。庄やとかって居酒屋ブランドを多数運営している会社の日本酒居酒屋。

anbai mise

お店に入ると、カウンターの上にグラス。ズラリと日本酒が並んでて確かに日本酒がおいしくたのしめそうな造り。
カウンターの周りに座敷がしつらえられてて、すべてが掘りごたつ式。今の居酒屋スタンダードな感じであります。
お店の中はなかなかニギヤカ。この界隈で「定食」のようなモノがたのしめる店は少なくて、特に週末は希少なメニュー。ファミリー客までやってきて、ちょっとした和風ファミリーレストランの様相呈する。オモシロイ。

anbai sanma

日本酒に合わせた肴。つまり魚が売り物みたいで、ランチのメインも魚が中心。
今日の焼き魚が「秋刀魚」というので、迷わずそれをまずたのむ。
皮目もパリッとこんがりやけて、身はふっくらと。なかなか上等、鮮度感じる秋刀魚にニッコリ。
付け合せに煮たじゃがいもがついているのが素朴でたのしく、しかも芯までシッカリ味が入っているのがありがたい。
出汁がしっかりきいた味噌汁。味噌が甘めでボク好み。

anbai set

友人は小丼とうどんの定食を選んでたのむ。腹いっぱいを目当ての作業服の人たちに人気のようで、かなり注文が入っていた。
讃岐うどんというふれこみで、けれど麺はついさっきまで凍ってたんでしょう。冷凍麺に独特の、不思議なコシのある麺で、それでも出汁がおいしければいいんだけれどいささか味が足りない感じ。
どうしようか…、と2人で考えじゃがいも煮付けの出汁を注いで、味整えてなんとか食べる。勿体無いなぁ…、モッタイナイ。

anbai tororo

ボクのお膳の小鉢の中にはマグロのぶつと山芋トロロ。
友人のうどんのお供の小丼は、やまかけ天丼という料理。カリッと揚がった衣の上にたっぷりトロロがかかってて、なんだか不思議な食べ心地。
ほどおくお腹を満たして帰る。本格的な秋の敵でござります。

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